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Momentレンズを使うメリットを考える

こんにちは、ザビリオです。

以前更新していたブログで、「Momentのレンズを今買うべきかどうか」という記事を更新しました。

これは2021年の10月に更新していたので、ちょうどiPhone13シリーズが発売された頃でした。

その後、現在ではiPhone15シリーズまで発売されて状況も変わっていると思うので、今Momentレンズに対して思っていることを書いてみようと思います。

Momentレンズの種類

レンズの種類

Momentレンズの種類はそう多くはなく、以下のレンズが発売されています。

  • Wide 18mm Lens (広角レンズ)
  • Moment Tele 58mm Lens (望遠レンズ)
  • Fisheye 14mm Lens (魚眼レンズ)
  • Anamorphic Lens (アナモルフィックレンズ)
  • 10x Macro Lens (マクロレンズ)

次に触れるマウントごとにレンズが出ているのですが、どのマウントでも上のラインナップが基本として発売されているようです。

マウントの種類

マウントの種類は3種類あります。

  • Oシリーズ: 最初に発売されたマウント。iPhone4から6sまで対応
  • Mシリーズ: 2個めのマウントとして発売されたマウント。iPhone15まで対応(2023年12月現在)
  • Tシリーズ: 3個めのマウントとして発売されたマウント。iPhone13以降に対応(2023年12月現在)

それぞれカメラやセンサーの口径が大きくなるのに対応してレンズも大型に進化したようです。

現行機種で使えるのはMシリーズとTシリーズで、iPhone15シリーズではMシリーズだと周辺の描写に甘さが出るようです。

iPhone15 Pro MAXで両シリーズを撮り比べた画像が公式サイトで公開されているので、以下のリンクが参考になります。

iPhoneのカメラ

一方、iPhone側のカメラとしては3種類のカメラが使えます。

この辺りは使う機種によって焦点距離やf値が異なりますが、私が使っているiPhone15 Proでは以下のとおりです。(焦点距離は35mm判換算です)

  • 広角(メインカメラ): 24mm/f1.78 4,800万画素
  • 超広角: 13mm/f2.2 1,200万画素
  • 望遠: 77mm/f2.8 1,200万画素

メインカメラのみ高画素になっていて、他2つのレンズは1,200万画素になっています。

メインカメラで撮った金沢駅前 (Lightroom現像済)

Momentレンズを使うことのメリット

現在自分が感じている、iPhone15 ProでMomentレンズを使うメリットは大きく2つあると思っています。

メインカメラの解像度を活かしたまま画角や効果を変えられる

前項で紹介したとおり、iPhone15 Proではメインカメラのみ4,800万画素の画素数を持っています。

iPhoneには元々複数のカメラがついていて、超広角、広角、望遠と画角を変えることができるのですが、超広角と望遠では1,200万画素の解像度になってしまいます。

そのため、メインカメラの高解像度を維持したまま外付けレンズによって広角や望遠の画角を得ることができるという点がMomentレンズを使う最も大きなメリットであろうと思います。

個人的には、メインカメラ×Wideレンズの組み合わせがf値が低いまま広角の画角を得られるので自分好みだなと感じています。

広角カメラで、Momentレンズなし(左)とWideレンズ[M-Series]あり(右) ※Lightroomで編集しています

写真はMシリーズのレンズなので、周辺部が流れてしまっていますが、Tシリーズでは端々までシャープに写るようです。

望遠×Teleレンズで約150mmの画角が使える

使える3つのカメラのうち、Momentのレンズマウントでは2つのカメラにレンズを装着するためのマウントが設けられています。

iPhone15 ProにMomentケースを装着したところ(M-Seriesマウント)

マウントがついているのは広角と望遠の2つで、超広角カメラにはMomentレンズを装着できませんが、望遠カメラにはレンズを装着することができます。

そのため、3倍の望遠カメラ(焦点距離77mm)に焦点距離を約2倍にズームできるTeleレンズを装着すると、約150mm程度の望遠をiPhoneで楽しむことができます

望遠カメラ×Moment Teleレンズ[M-Series]で撮った鳩 ※撮って出し

Pro Maxであれば5倍のペリスコープカメラとやらでiPhone単体でも望遠を楽しめるかと思うのですが、コンパクトなiPhone15 Proでもこの焦点距離を楽しめるのはメリットの一つだと思います。

iPhone15 Pro×Moment lensで撮った写真たち

メインカメラの高画素を活かしたまま画角を変えることができるという点と、3倍レンズに望遠を重ねて150mm程度の画角を楽しめることがメリットだと書きました。

ここではiPhone15 ProとMomentレンズ(M-Series)で撮った写真をレンズの組み合わせと一緒に載せたいと思います。※全てM-Seriesレンズです

まとめ

今回は、iPhone15 Proを使っている現状において、自分が感じるMomentレンズを使うことのメリットはどのようなところかを書いてみました。

私的には、Momentレンズを使うメリットは大きく分けて2つあると思っています。

  • メインカメラの高解像度を活かしたまま画角や効果を変えることができる
  • 望遠 × Teleレンズで150mm相当の画角を楽しむことができる

ここでは実際の画像を載せられませんでしたが、画角以外にも魚眼やマクロ、アナモルフィックのようにiPhoneカメラのデフォルトでは備わっていない効果を得るところもMomentレンズの面白さなのかなと思います。

ただ、やはりiPhone15 ProのProRAW MAXを使ったカメラ遊びが楽しすぎて、M-Seriesレンズを使っていると15 Proのスペックをフルに活かせるT-Seriesレンズが欲しくなってくるのも事実です。

財布との相談になるのですが、しばらくはM-SeriesでiPhone15 Proのメインカメラを楽しみつつ、気が向いたらT-Seriesの購入も考えてみようかなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。