Leica CL

リングボケができる宝石レンズを買ってみた

こんにちは、ザビリオです。

最近、dp QuattroやLeica D-LUX Typ109のようなコンデジを使う機会が多くなっていました。

一方、メルカリを見ていると面白いオールドレンズが販売されていたりして、作例を見ている中で綺麗なリングボケが得られるレンズを発見し、使ってみたい欲求に駆られてしまいました。

今回、メルカリのサイトで作例付きで出品されていた「Super Takumar 55mm F1.8」の宝石レンズというものを購入してみました。

宝石レンズというものを知らなかったのですが、購入後に試し撮りをしてきたので、使ってみた感想なんかを更新してみようと思います。

PENTAX Super Takumar 55mm F1.8

このPENTAX Super Takumar 55mm F1.8というレンズはM42マウントのオールドレンズです。探してみたら、こちらのサイトで詳しく紹介されていました。

大量に生産されたレンズで安価に手に入りやすく、入門用には丁度良いレンズのようですね。

私自身購入するまで気づいていなかったのですが、今回購入したものはこのレンズを改造した「宝石レンズ」というもののようです。

宝石レンズ

メルカリのサイトで商品名に宝石レンズと書かれていても特に気に留めておらず、作例を見て「良さそう!」と思って購入したのですが、ちゃんと意味のある言葉だったようです。

言葉の意味はこちらの写真を見ていただければ一目瞭然かと思います。

レンズの中に宝石が入っています

まさか本当に宝石(ガラスだと思いますが…)が入っているとは。

このレンズのオリジナルでは前項で紹介したリンク先に掲載されている写真のような写りになるのですが、この宝石が入っているおかげでボケの様子が大きく変わり、大きなリングボケが出現するようです。

試し撮りした写真

購入後、早速Leica CLにこのレンズを着けて万博記念公園まで試し撮りに行ってみました。

開放で撮ると大きくボケるので背景がとろけてあまりリングボケの様相は見えませんでした。少し絞るとボケの形が分かるようになってきます。

存在感があって面白いボケですね。

リングボケやバブルボケのレンズは試してみたいと思っていたので、改造レンズですが1万円前後で手に入って良かったです。

ボケが主役みたいになるので、風景ばっかり撮ってる自分としてはどんなタイミングで使うかちょっと考える必要はありそうなところです。(でも、楽しいからそれでヨシですw)

使ってみて分かった点

試し撮りをしていて気づいたんですが、注意点的には以下のような点が気になりました。

  1. F値を大きくして絞っていくと、急に画面が真っ暗になる
  2. 絞りを開いていてもシャッタースピードが遅くなりがち

どちらも宝石が入っていることによる特徴かと思います。

1つ目は、絞りの開口部のサイズが宝石と同じくらいの大きさになってきたあたりでファインダーに映る画像が急激に暗くなります。それよりも更に絞るとほぼ真っ暗といった様相。

おそらく絞りを開いているときは主に宝石の周囲から入った光をセンサーで受け取っているのだと思いますが、絞りが宝石と同じサイズまで絞られると宝石を貫通して入ってくる光しかセンサーに届かなくなり、一気に暗くなるのだと思います。

2つ目も同様で、例え開いていたとしても光の大部分は宝石で阻害されているため、センサーに届いている光の総量が少なく、シャッタースピードを長くしないとちょうど良い明るさにならないのだと思います。

明るい環境ではどちらもさほど気にならないかと思いますが、日が傾く時間帯や撮る対象が人間や動物のように動き回るものだったりすると、ちょっと大変なのかもしれないなと思いました。

まとめ

今回、リングボケが綺麗な「Super Takumar 55mm F1.8」の宝石レンズというものを購入してみました。

宝石レンズはレンズの中に宝石が埋め込まれた改造レンズで、それによってボケがリング状になる特徴が得られるようです。

綺麗なリングボケを楽しめる一方、絞り値を大きく設定すると撮影自体ができなくなるほか、絞り値が小さい状態でもシャッタースピードが遅くなりがちな点には注意が必要だと思いました。

まだ試し撮りしかしていない状況なので、撮る対象を変えながら楽しんでみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。