Leica CL

Leica CL用にLeica SF60のフラッシュを購入

こんにちは、ザビリオです。

Leiacaの人に「Leica CL system is dead」と言わしめたという、生産完了品であるLeica CLを愛用しています。

生産は完了したとはいえ、私にとってはまだまだ愛用しているカメラであることには変わりありません。

このLeica CL用にストロボを買おうかどうか長らく迷いつつも手を出していませんでした。

今回、タイトルのとおりSF60を購入したので、買ってみて思ったことなどを書いてみようと思います。

Leica CLで使えるフラッシュ

マニュアルで謳われている対応品

Leica CLのマニュアルを見ると、対応品が明記されていました。その内容によると、対応しているのは以下の機種のようです。

  • SF40
  • SF58
  • SF64
  • その他のライカシステム対応フラッシュユニット(SF20を除く)
ライカCLマニュアルより抜粋

ライカWebサイトで謳われている対応品

一方、ライカのWebサイトを見ていると、これ以外にも対応品があるようでした。(ライカWebサイトの、CL対応アクセサリのページより)

  • SF26
  • SF40
  • SF60
  • SF64
  • SF C1

こう見ると対応しているフラッシュは結構多いようです。このリストにSF58を加えたものがCLで使えるLeica製フラッシュのすべて、ということでしょうか。サードパーティーとしてはLightpixLabのものが使えるという話も聞いたような気がするんですが、明確にそのようなツイートやブログを探せなかったのでここでは掲載しませんでした。

私は最初にWebサイトを検索して、後々遠隔操作などの拡張が効きそうでガイドナンバーも高めなSF40かSF60あたりを狙うことにしました。

モノはニッシンのOEM

Googleで検索していると、SF60に関してはニッシンのi60Aという機種と中身は一緒であるという情報を見かけました。

D-LUXとLX100の関係性みたいなものでしょうか…

Googleで検索するとやはり外見はかなり似ていました。そしてこの価格差…笑

プラス4万円程度と考えるといつものライカ的やり口な感じもしますが、2倍と考えると急に高く感じます。

中古も数が少ない

ライカの製品はとにかく高い印象なので、個人的には新品で買うという選択肢は無かったりします。

一方、中古を見てると出品されている商品にはSF40とSF60がさほど多く無く、私が最初に確認したときにはメルカリでSF60が定価より1万円引き程度で販売されているものが1つだけある状態でした。

メルカリではなかなか出品されないのでヤフオクを見てみると、SF60でキャッチライトパネルが欠品というものを見つけられました。

この個体が4万円ちょっとで、定価に比べて3万円引きと手を出しやすい価格だったのでこちらをチョイスしました。

メルカリで過去の取引実績を見ると5万円の取引がポツポツあるので、この辺が中古での相場なのかもしれないですね。

購入したSF60を装着してみる

届いたあと、早速装着して動作の確認をしてみました。

装着した状態

装着した状態の写真です。

ボディーケースで底面が底上げされているのも相まって自立していないんですが、装着するとこんな状態になりました。

カメラ本体に比べてフラッシュがめちゃ大きくてコンパクトとは呼びがたい状態になってますね。

フラッシュの先端に被せるディフューザーも同梱されていて、今までdp Quattroの小型フラッシュしか使ったことがなかった人間としてはちょっとテンションが上がります。

動力は単3電池×4本

電池収納ボックスを見てみると、必要な電池は単3電池×4本でした。

マウスに使っている電池をパクれば手元にギリギリ4本の電池を確保できそうだったので、早速装填。

手持ちの電池の数にゆとりが欲しいので、eneloopを8本新たに購入しました。

電子シャッターではフラッシュは光ってくれない

メニューでシャッターの設定を整えても発行禁止マークが出る

最初、普通にSF60をライカCLのホットシューに装着し、マニュアルに書かれたフラッシュの設定を行ってシャッターを切ってみました。

ところが、撮影画面に戻ると発光禁止のマークが表示され、暗いところに行ってもシャッタースピードとISO感度がが大きくなるばかりでフラッシュはうんともすんとも言いません。

強制発光にしても応答がないので、壊れてるのかと思ってガックリ来てました…。

物理シャッターに変更したら光った

どうしたものかと思って悩んでいたんですが、設定が常時電子シャッターの設定になっていたことを思い出し、常時物理シャッターの設定に変更してみました。

すると撮影画面でのフラッシュの表示が変わり、シャッターを押すとしかと発光してくれました。

なるほど、電子シャッターの設定だと発光しないのか。

無事発光することがわかったので、フラッシュありの用途でも楽しんでみたいと思います。

持ち運びは結構かさばりそう

これはフラッシュユーザーなら当たり前のことなのかもしれないですが、フラッシュ1つでカメラひとつ分くらいのサイズ感を出しているため、フラッシュを持ち出す場合は手持ちのカメラなりレンズなりをひとつ減らすくらいのサイズ感になりそうです。

自分は写真を撮りに行くときは容量の大きいカバンを使っているわけではないので、「念のため持っていく」という軽い感じにはなりにくそうな気がします。

ライカCLに加えてDP3 Merrillとdp1 Quattroを持ち歩くような事をしていたのですが、フラッシュを入れると難しいかも…。

LマウントFoveonが発売されて、Foveon機のボディを1台にできる未来が待ち遠しいです。Iシリーズ×LマウントFoveonとか楽しめそう。

まとめ

今回、ライカCL用にライカ製のフラッシュSF60を購入しました。

モノはNissinのi60Aと同じものらしいのですが、ニッシン銘の相場が35,000円程度なのに対してライカ銘のものは75,000円程度と倍以上の価格設定をしている点にライカの殿様感を感じます。

3万円の価格差と考えると、カメラではよくある価格差なので赤バッジ代がそんなものなのかもしれないのですが…笑

フラッシュは試しに使ったところ、電子シャッターでは機能しなくて物理シャッターの設定にする必要があるようです。

必要な電池は単3×4本で、予備バッテリーや本体のサイズも含めると結構な荷物になりそうです。(この辺はフラッシュを使い慣れた人にとては当たり前のことなのかもしれないですが)

フラッシュを使う機会ってそう多くはないんですが、使う幅を広げてカメラを楽しもうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。