こんにちは、ザビリオです。

私はLeica D-LUX Typ109を長く使っています。Typ109は後継のモデルが既に2つ発売されており、最新モデルはLeica D-LUX 8です。

一方、D-LUXシリーズはPanasonicによるOEM製品であることが知られており、D-LUXシリーズとほとんど同スペックのLUMIX機が発売されていました。

D-LUX8が発売された際には対応するLUMIX機が出ていなかったのですが、D-LUX8が発売されて2年後のいま、Panasonic LUMIX DC-L10が発表されました。

発売日は2年違っていますが、どちらも同じLeica銘レンズを搭載したコンパクト機で、立ち位置がかなり近く見えます。今回のLUMIX DC-L10がD-LUX8と同等品なのかどうか、自分なりに整理してみました。

比較する2機種について

Leica D-LUX 8

Leica D-LUX8 (Leica公式サイトより引用)

D-LUXシリーズの現行最新モデル。Leica Q3にインスパイアされたボタンレイアウトに刷新され、D-LUXシリーズ初のOLED EVFを搭載。ボディはマグネシウムダイキャスト+合成皮革仕上げで、Leicaらしい質感が特徴です。

Panasonic LUMIX DC-L10

Panasonic LUMIX DC-L10 (Panasonic公式サイトより引用)

パナソニックから登場したコンパクト機。D-LUX 8と同じVario-Summiluxレンズを搭載しながら、動画性能と解像度を大幅に強化したモデルです。スペックだけ見ると「かなりD-LUX 8に近いのでは?」と感じますが、これまでのようにほぼ完全に一致というわけではなく、異なる方向性を持っているようです。

スペック比較表

Leica D-LUX 8 LUMIX DC-L10
センサー 4/3型 CMOS 1700万画素 4/3型 裏面照射型(BSI) CMOS 2040万画素
レンズ Vario-Summilux 24-75mm f/1.7-2.8 Vario-Summilux 24-75mm f/1.7-2.8
ISO感度(静止画) 100〜25,000 50〜25,600
シャッター(メカ) 60s〜1/4,000s 〜1/2,000s
シャッター(電子) 1s〜1/16,000s 1/32,000s
連写 最大11コマ/秒 最大30コマ/秒(電子)
AF方式 コントラストAF 像面位相差AF(779点)+コントラストAF
動画 4K 5.6K 30p / DCI 4K 120p
EVF OLED 236万ドット 0.74倍 有機EL 0.74倍(視野率100%)
液晶 3.0型 184万ドット 3.0型 タッチパネル(バリアングル)
RAW形式 DNG RW2
外部マイク端子 なし φ3.5mm対応
本体サイズ 130×69×50mm 127.1×73.9×66.9mm
重量(バッテリー含む) 約397g 約508g

※ 公式仕様ページ(PanasonicLeica)および公式資料をもとに作成

比較してみた個人的な感想

D-LUX 8が優れていると感じた点

まずボディの薄さと軽さ。奥行き50mmで約397gというのは、コンパクト機として持ち歩きやすいサイズ感です。DC-L10と比べると厚みで17mm、重さで約111gの差があります。毎日カバンに入れて持ち歩くなら、この差は地味に効いてくるんだろうなと思います。

RAW形式がDNG(汎用フォーマット)なのも、現像ソフトを選ばないという意味でありがたいです。Typ109から乗り換えるとしたら、操作系がLeica Q3ベースに刷新されているのも気になるポイントです。

DC-L10が優れていると感じた点

センサーが2040万画素のBSI(裏面照射型)CMOSというのは、純粋なスペックではD-LUX8を上回っています。連写も最大30コマ/秒(電子シャッター)、AF方式も像面位相差AF搭載と、動きものや咄嗟の場面での対応力は段違いです。

また、背面の液晶がバリアングルであることがD-LUX8とは異なる点で、高い位置・低い位置での撮影がD-LUX8よりもしやすそうです。

背面のバリアングル液晶(Panasonic公式サイトより引用)

これを搭載したせいなのか、寸法は厚み方向でD-LUX8よりも約17mm太くなっています。

動画に関しては、5.6K・DCI 4K 120pという性能はコンパクト機の域を大幅に超えています。外部マイク端子(φ3.5mm)まで備えているので、動画をメインに使いたい方には圧倒的な選択肢なんだろうなと思います。V-Log対応というのも、動画にも対応する仕様ですね。

まとめ:どちらを選ぶ?

こんな方に
D-LUX 8 写真メインで、軽さ・質感・持ち歩く楽しさを大切にしたい方
DC-L10 写真も動画もこなしたい方。連写や被写体認識も活かしたい方

Typ109ユーザーの視点でいうと、D-LUX8は「進化した延長線上」として素直に乗り換えやすい印象があります。一方、LUMIX DC-L10はこれまでのようにD-LUXシリーズとほぼ一致したスペックではなく、動画方向もカバーしつつ、バリアングルも搭載して汎用性を取る方向に拡張されたカメラだな、という印象です。

自分の場合は、

  • 動画はあまり使わず写真がメインであること
  • フォーサーズのカメラにはコンパクトさを期待していること

から、D-LUX8が魅力的に見えています。

どちらも同じVario-Summiluxの描写を楽しめることは間違いないので、自分の使い方に合ったほうを選んでみてください。ご参考になれば幸いです。

Leica D-LUX8
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