SIGMA dp1 Quattro

鳥井工房のdp Quattroビューファインダーケース

こんにちは、ザビリオです。

鳥井工房のdp Quattroビューファインダーケースを購入しました。

もの自体は何年も前からあるものだとは思うのですが、昨年dp1 Quattroのビューファインダーセットを購入したばかりの自分としては非常に気になる存在でした。

今回、購入後早速ケースを装着してみたので、装着してみた感想をアップしてみようと思います。

SIGMA dp QuattroとLCDビューファインダー

まず、カメラのdp Quattroについてはこのブログに何回か登場しているのですが、RGBを1画素で認識できるFoveonセンサーを搭載した、SIGMA製のカメラです。

Foveonセンサーを搭載したカメラは開発が難航しているようで長らく新製品が登場しておらず、現行の最新機種がこのQuattroシリーズでした。

このカメラの前世代のモデルであるDP MerrillシリーズもEVFがついていないコンデジでした。

高画素で手ブレしやすいため、「EVFがついてくれればカメラを固定する点が増えて撮りやすいのにな…」と思っていたところ、Quattroシリーズではまさかの背面液晶に筒を取り付ける「LCDビューファインダー」なるものを発売してきたということですね。

Merrill時代に欲した形とは確実に異なるのですが、間違いなく両腕と目の3点での固定が実現できるというあたりが、SIGMAさん面白いなと思いますね(笑)

dp Quattroビューファインダーケース

今回購入したのは、この筒の部分であるLCDビューファインダーを保護するためのケースです。

なんと、本体は保護せずに筒を保護するという発想ですね。鳥井工房さんで受注生産されているものを購入しました。

購入前から見た目に格好良くなるとは思っていたのですが、効果はそれだけではなく、dp Quattro + LCDビューファインダーの組合せを使い始めると感じるデメリットが、このビューファインダーケースを使うことで改善されそうな形でした。

使ってみて良かった点

このビューファインダーケースなしでLCDビューファインダーを使った撮影をしていた際、以下のような問題点を感じていました。

  • 着けた状態の佇まいがシンプルに格好悪い
  • 使わない時にレンズに取り付ける金属キャップがカメラに当たる度に金属音がするため、邪魔になってしまう
  • 首からぶら下げた時、ファインダー部が重くてレンズが上を向いてしまうので更に格好悪く、持ちづらい

LCDビューファインダーケースを使うとこれらの不便さが無事改善されたので、1つずつ紹介しようと思います。

見た目が格好良くなる

シンプルにデザインの話ですが、LCDビューファインダーを装着したdp Quattroは個人的にあまり格好良いと思えるデザインではありませんでした。

dp1 Quattro + LCDビューファインダー(再掲)

dp Quattro単体では格好良いデザインに見えているのですが、ひとたびLCDビューファインダーを装着すると、全体が黒一色で前にも後ろにも突き出た形のズングリとした印象を受けていました。

これに今回のケースを装着するとこうなります。

LCDビューファインダーケースを装着した姿

dp Quattro本来のシュッとした格好良さが引き立ち、ファインダー部も革ケースのデザインのおかげで単調になっていません。

金属キャップが邪魔にならない

次は、LCDビューファインダーを装着して撮影していると実用上気になっていた点なのですが、レンズをカバーする金属キャップがストラップで本体に固定されているため、実際に撮影するときはやり場がなくプラプラとぶら下がって行き所が無い状態でした。

さらに金属製であるがゆえにカメラに当たる度にキンキンと気になる音を立て、気持ち的にも結構邪魔に感じる存在でした。

このケースにはキャップを外したときに固定するためのホルダーが設けられており、撮影中にキャップがカタカタと方々にぶつかる問題をスッキリ解決してくれました。

キャップをホルダーに収納した様子

結構カッチリとホールドしてくれるので、安心感があります。ただ、その分差し込むときに爪が当たって革にキズが入る場合があるのがちょっと気になるところ。

とはいえ、傷は使ってると馴染むであろう程度の浅いものなので、変化の様子を見守ろうと思います。

レンズが上を向かない

これも見た目の問題に近いのですが、首からストラップでカメラをぶら下げたとき、重心が安定しなくて持ちにくいという問題がありました。

LCDビューファインダーを着けたままストラップで首から垂らすと、レンズ側が上を向いてしまう

これが結構不格好で、首からまっすぐ下ろすと卑猥に見えるだけでなく、実用的にもかさばって邪魔になるので、斜めに下ろした上で真っすぐ下向くように肘で押さえながら持ち歩くということをしていました。

これが、ケース側に設けられたストラップ用のDリングにストラップを通すと、こうなります。

ケース側の金具にストラップを通すと、レンズが真っすぐ下を向いてくれる。

レンズが真っすぐ下を向いてくれて、携行時の見た目やかさばりから見事に開放してくれました。

まとめ

今回、鳥井工房のdpクアトロビューファインダーケースを購入しました。

見た目も格好良くなるほか、撮影時の機能的な面も格段に向上し、快適に使えるようになりました。

持ち出したときに撮った写真なんかはまた別にアップしようかと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。