Kenko ブラックミスト No.05 を使いはじめた話
こんにちは、ザビリオです。
最近、Leica CLにフィルターをつけて撮ることが多くなりました。Kenko の ブラックミスト No.05 です。
子供が生まれてから、写真の撮り方も撮る対象もすっかり変わってしまったのですが、その流れで手を出したのがこのフィルターでした。
同じようにブラックミストが気になっている方や、お子さんの写真をやわらかく撮りたいと思っている方の参考になれば幸いです。
ブラックミストについて
ブラックミストは、光学ガラスの間に極めて細かい黒い拡散材を挟み込んだソフトフィルターです。ハイライトとシャドウのコントラストを抑えて、光をふんわりと拡散してくれます。
普通のソフトフィルターだと画面全体が白っぽくなりがちなのですが、ブラックミストはその白浮きが起きにくいのが特徴だそうです。
ラインナップは3種類あります。
| 製品 | ソフト効果 | 特徴 |
|---|---|---|
| ブラックミスト No.1 | 基準 | 2002年発売の定番。順光や光が弱い状況向き |
| ブラックミスト No.05 | No.1の約1/2 | 夜景や逆光向き。「05」は0.5の意味 |
| ブラックミスト プロテクター | No.1の約1/4 | つけっぱなし運用を想定した控えめな効果 |
番手が小さいほど効果が強い、という直感に反する並びなので、購入するときに少し混乱しました。「No.05」は「ゼロゴ」で、No.1の半分の強さという意味なんですね。
私が選んだのは真ん中の No.05 です。
使いはじめたきっかけ
もともとフィルターにはあまり興味がありませんでした。「難しそう」という印象が先に立って、なんとなく敬遠していたというのが正直なところです。
きっかけは、子供の写真をもっとやわらかく撮りたいと思ったことでした。
現像で雰囲気を出すこともできるのですが、レンズの前で光を散らすことでしか出せない質感がある、という話を聞いて気になっていました。撮ったあとに足すのではなく、撮る時点で乗っているというのが、なんだか面白そうに思えたんです。
使ってみて良かった点
現在のところでは、Summicron-TL 23mm に装着して使っています。

光のにじみ方が自然
効果としては「ふんわりとやわらかい描写になる」の一言なのですが、実際に撮ってみると、ハイライトの縁がすっと溶けてくれる感じがあります。
窓から入る光や、照明が当たった髪の輪郭あたりがわかりやすくて、そこだけがふわっとにじんでくれるおかげで、写真全体の印象がやわらかくなってくれます。
「エモい」とか「フィルム的」と表現される方向性とは少し違って、あくまで自然なやわらかさ、という感じです。
子供の写真との相性が良い
肌や表情がやわらかく写ってくれるのが気に入っています。
子供の写真は、シャープに写りすぎると生々しくなってしまうことがあるのですが、ブラックミストを付けているとその角が取れてくれる印象です。

つけっぱなしでも気にならない
もう一つ気に入っているのが、つけっぱなしでも気にならないというところです。
No.05 は主張が強すぎないので、子供のスナップだけでなく日常的なシーンにも違和感なく使えます。効果を狙いにいかなくても、勝手にほんのり効いてくれるくらいの塩梅です。
「フィルターをつけていることを意識しなくていい」というのは、撮ることに集中できるという意味でもありがたいですね。
使ってみたデメリット
キリッと撮りたいときに外すのが億劫
使っていて唯一気になっているのが、外すのが億劫という点です。
ブラックミストはコントラストを抑えるフィルターなので、風景をカリッと撮りたい場面では外したくなります。ところが、いざ外そうとするとネジを回して取り外して、撮り終わったらまた回して付け直す必要があります。
一つひとつの動作は大したことないのですが、これが地味に億劫で、「まあ、このままでいいか」となってしまうんですよね。
結果として何が起きたかというと、そもそもキリッと撮ること自体をしなくなってきました。ずっと付けたままなので、シャープに撮るという選択肢が自分の中から静かに消えていった感じです。
つけっぱなしにできるのがこのフィルターの良さだと思っていたのですが、裏を返すと撮り方の幅が狭くなっていたのかもしれないな、と書きながら気づきました。
まとめ
- ブラックミストは光をふんわり拡散してくれるフィルター。白浮きしにくいのが特徴
- ラインナップは No.1 / No.05 / プロテクターの3種類。数字が小さいほど効果は強いので注意
- No.05 はハイライトの縁が自然に溶けてくれて、子供の肌や表情がやわらかく写ってくれる
- 効果が控えめなので、つけっぱなしでも気にならない
- 一方、外すのが億劫で、キリッと撮ること自体をしなくなってしまった
フィルターって難しそう、という印象があって敬遠していたのですが、使いはじめると思ったより手軽でした。
同じように気になっている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

