Leica CL

Leica CL + SIGMA 18-50mm/f2.8 DC DN Contemporaryの組み合わせで奈良に行ってきた

こんばんは、ザビリオです。

先日、Leica CL用にSIGMA 18-50mm/f2.8 DC DN Contemporaryを購入したという記事をアップしました。

買って早々は食べ物の写真しか撮らなかったのですが、直近でCLとこのレンズを持って奈良県の”なら燈花会”を見に行ってきました。

結論から言うとあまり燈花会の写真は撮れなかったのですが、「遠出する際にCLとSIGMA 18-50mm/f2.8 DC DNだけで出掛けた」というところにフォーカスして、燈花会前後で撮った写真を載せてみようと思います。

なら燈花会

なら燈花会は1999年から始まった、奈良公園近辺で開催されるイベントで、期間中、日が沈み始める19時前になると、会場に設置されたたくさんの燈火台に日が灯されるというものです。

かなりの数の燈火台が設置されているため、暗くなると幻想的な空間が広がります。

詳しくは公式サイトのリンクを貼ってみますのでそちらをご参照ください。

昨年はSUMMICRON TLをつけたCLとdp1 Quattroを持ち込んだのですが、三脚が利用禁止だったため、dpのほうがほとんど役に立ちませんでした。

今回はCLとSIGMA 18-50mm/f2.8 DC DNのみを持って、手荷物少なめで燈花会の会場に行ってみた格好です。

欲を出したのが仇になったか…

昨年に続いて2回目の訪問になった今年の燈花会ですが、今年は昨年と違い、付き合っている彼女と2人での訪問でした。

「せっかく奈良に行くんだし、少し早めに行って東大寺も見ていこう」

「晩御飯は早めに食べることにして、せっかくだから食べログ百名店のハンバーガーを食べよう」

どちらも私が言い出したことなのですが、この2つの欲を出したことが仇になりました。

日中に到着した奈良の日差しは普段私が住んでいる大阪に比べて肌感で判るほどに強く、日中の屋外を練り歩いている間にすっかり疲れてしまったのです…。

撮れた写真は多くはない

ここから撮った写真を載せていきたいと思います。残念ながら本番の前に疲れ切ってしまい、燈花会は回り切る前に彼女のほうの体力の限界が来てしまったため、早々に会場から退散してしまいました。そのため、燈花会の写真の数は多くありません。

写真は撮って出しで、キャプションの焦点距離は換算前のレンズの値で記載しています。

奈良公園

最初は奈良公園と東大寺に向かいました。どちらも人が多いのでカメラを向ける方向に迷いますが、野生の鹿もウロウロしているのでアレコレとシャッターを押したくなります。

Leica CL + SIGMA 18-50mm/f2.8 DC DN : 50mm f2.8

以前にも奈良に写真を撮りに行ったことがあるのですが、そのときはDP Merrillだけを持って行っていたので焦点距離を変えるたびにカメラを持ち替えていました。

最近はお手軽に写真を撮れることに自分の中のウェートが移っているため、カメラ1台でDP1 Merrillと同じ18mm (換算27mm) からDP3 Merrillと同じ50mm (換算75mm) までカバーできるのはやはりお手軽だな、と感動しながら撮っていました。

次も鹿の写真です。

Leica CL + SIGMA 18-50mm/f2.8 DC DN : 44mm f2.8

お店の軒先にプラ製のタライが置いてあったのですが、ちょうど鹿がタライの中の水を飲んでいました。

猛暑なのでお店の人が鹿のために置いているということでしょうか。共生している奈良ならではの光景だなと思いつつ、お店の人の優しさにほっこりとしました。

引き続き奈良公園の写真。

Leica CL + SIGMA 18-50mm/f2.8 DC DN : 50mm f2.8

ちょうど耳を掻いているタイミングの写真です。これもSUMMICRON TLの換算35mmでは撮れない写真で新鮮ですね。

ちなみに上の両端にあるボケがパッと見ではグルグルボケに見えているのですが、拡大してみると丸い玉ボケが連なって楕円に見えているだけで、ボケが暴れているわけではありません。

東大寺

続いて東大寺です。

Leica CL + SIGMA 18-50mm/f2.8 DC DN : 18mm f2.8

人が多すぎて写り込むので、建屋上部のみを広角端で撮っています。NDフィルター+三脚を立てたくなる局面なのですが、エリア内は三脚の使用禁止のため、そういう撮り方は難しそうです。(エリア外からならいけるのかもしれませんが…)

続いて内部で撮った大仏の写真。大仏は足で寄るといことが難しい分、ズームの有難みがでてきますね。

鹿も大仏も完全に観光写真的な感じなのですが、「人と歩いているタイミングで、いいと思った瞬間でとりあえずシャッターを切る」という点では、今更ながらズームレンズのありがたみを感じます。VARIO-ELMAR TLも使っていましたが開放f値が大きかったため、このレンズのf値が2.8通しという点が嬉しいです。

食べ物

続いて食べ物写真。食べ物を撮る場面ではいつもD-LUXを取り出していたのですが、今回はCLだけで撮れました。

燈花会

最後にお目当ての燈花会です。

燈花会は19時からなので、開催日のタイミングでは夕暮れ時からのスタートになるため、スタート直後の光景も綺麗でした。

会場のエリア内に多くの燈火が置いてあり、19時前ごろにスタッフの方々が次々と燈火に点灯していきます。

日が暮れてからの写真はあまり多く撮れていないこともあり、1枚だけです。燈花会のエリアも三脚が禁止されているため、手持ちでの撮影です。

Leica CL + SIGMA 18-50mm/f2.8 DC DN : 41mm f2.8

撮って出しの写真は暗くてよくわからない写真になりました。EVを-1にして、シャッタースピードは1/40秒でした。岩に据えるなどもできそうですが、手持ちでこれ以上明るくするのは難しそうですね…。

現像で明るくするとこうなります。

左: 現像前 / 右: Lightroomで現像

全体を明るくするとノイズが目立つので、全体を明るくするのは諦めました。主要な部分は浮かび上がりますが、暗めな写真になってしまいますね。

ちなみにiPhone15 Proのx2レンズで撮るとこの感じです。

iPhone15 Pro x2 camera

HEIF撮って出しですが、夜景でのiPhoneの力は驚くばかりですね。RAWも撮れるので、夜景に関しては「お手軽に撮る」という点も含めるとiPhoneに軍配が上がりそうですね。

まとめ

今回は「Leica CL + SIGMA 18-50mm/f2.8 DC DNで撮った写真をアップする」という無いようなので、まとめる様な内容はないのですが、挙げるとすると以下になります。

  • TLレンズだけだとかゆいところに手が届いていなかったが、SIGMA 18-50mm/f2.8 DC DNを使うと不便さが解消される
  • かゆいところが解消され、旅行時などに「CL1台だけ」で概ねカバーできるようになる
  • 手持ち夜景ではスマホに勝てないので、スマホに譲る

こんなところでしょうか。

「じっくり腰を据えて撮る」という楽しみ方なら、フィルターや単焦点レンズ複数本持ちなど、違った選択肢になると思います。

あくまで人と行動するときにも手軽にカメラを持ち出すという点で、欲しい要素をカバーしてくれている良いレンズだと思いました。

CLユーザーさんやCLの購入を検討している方の参考になれば幸です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Leica CL
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SIGMA 18-50mm/f2.8 DC DN Contemporary
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