Leica D-LUX (Typ109)

コンデジは日常的にスマホで撮るような写真を一気に高画質にしてくれる便利ツールだと思う

こんにちは、ザビリオです。

2022年にLeicaのD-LUXを購入してから、コンパクトで持ち歩くのが楽しいということをちょくちょくブログで触れてきました。

その時はD-LUXが楽しいという視点でブログを書いていたのですが、振り返ってみると私が良いなと思うカメラはコンデジが多いことに気づきました。

スマホカメラでは物足りないけど一眼を持ち歩くのは面倒くさいという方にとって、高級コンデジが一つの最適解になるのではないかと思います。

今回は自分が感じるコンデジの魅力と、気になるカメラを紹介してみようかと思います。

コンデジについて

コンデジ = “コンパクトデジタルカメラ”の略

はじめに、「コンデジ」とは「コンパクトデジタルカメラ」の略で、レンズとボディを一体化することでコンパクトに仕上げたカメラのカテゴリを指しています。

今まで私が使ったことがあるカメラだとこんなところです。

コンデジの中でも”高級コンデジ”が良い

レンズとボディが一体型でコンパクトに仕上げたカメラがコンデジというところに触れたのですが、コンデジの中でも分類すると普通に”コンデジ”と呼ばれる群と、“高級コンデジ”や”プレミアムコンパクト”などと呼ばれる群があったりします。

普通にコンデジと呼ばれるものは昔ながらのデジタルカメラのように、小型のセンサーが入っているレンズ固定式のデジタルカメラです。(銀色のボディのものが多かった記憶があります)

私の主観ですが、センサーサイズで大きく別れている印象があり、表にするとこの様に分けられると思います。

1/2.31/1.714/3APS-Cフルサイズ
コンデジ
高級コンデジ
スマホ
一眼(●)(●)(●)
※一眼で(●)としたものは、昔はラインナップされていたものの現在では開発終了していることを意味しています。(主観なので、まだ現行のものがあったらごめんなさい)

この表から分かるとおり、昔ながらのコンデジはセンサーの観点で見るとスマホで代替できていることがわかります。加えてコンパクトさでもスマホの方に分があり、スマホカメラの普及によって小型のコンデジはメリットの多くを失ってしまい、市場から駆逐されてしまいました

同様にセンサーサイズが1以下の小さな一眼 (PENTAX QシリーズやNIKON 1シリーズなどか) についても、コンデジ同様にシリーズの開発が終了してしまっています。

一方、高級コンデジは一眼カメラクラスの大型のセンサーを搭載していることが多く、スマホではカバーできない大型センサーならではの画作りをすることができます。今回はこの高級コンデジについて触れています。

日常的に持ち歩けるサイズ感が気軽で便利

高級コンデジはスマホと比べると大型のセンサーを活かした画作りができる点にメリットがあることについて触れました。

一方、一眼と比べるとレンズが一体化していることにメリットがあります。同じセンサーサイズ+焦点距離のもの同士で比べると、高級コンデジは一眼に対してコンパクトに仕上がっていることが多くあります。

対応する硬めの専用ケースに収納すればある程度乱暴にカバンの中に放り込んでも無傷で済んでくれるので、日常的にカメラを持ち歩いてスマホでは撮れない写真を撮ることができるようになります。

ハードケースに入れると安心

スマホとは違うこと

ここまで高級コンデジはスマホでは撮れない写真ができて、かつ一眼ほどかさばらずに日常的に持ち歩ける便利なカメラであることについて述べてきました。

ここでは、「具体的にスマホとどう違うのか」という点について触れたいと思います。

センサーが大きいのでボケ量が大きい

高級コンデジのメリットの一つに、スマホよりも大きなセンサーを積んでいる事が多いということを紹介しました。

このメリットはまさにその恩恵を受ける部分で、スマホで普通に撮影するよりも大きなボケを得ることができます。

これに対し、最近のスマホではiPhoneの「レンズが複数あることを活用して画像処理でボケを再現するということができるようになっています。

シンプルな形状のものを写す場合はこの画像処理はうまく機能してくれて、ある程度自然なボケを写してくれます。

ですが、木々の枝や人の髪など、細々とした形状の被写体になるとどの部分が遠景でどの部分が近景であるかの識別がうまくいかず、ボケるべき箇所が部分的にくっきりと写るなど不自然な画像ができあがることも多々あります。

技術が進歩して識別を行うAIが進化して処理の精度が向上すればこのメリットもスマホに飲み込まれる可能性はあるのですが、現状では自然なボケを活用して被写体を目立たせる写真はコンデジに分があると思っています。

また、逆に全体をくっきりと写したい場合においても、コンデジであれば絞りを絞ってボケ量をコントロールできるのに対し、スマホの場合はf値が明るい値で固定されているので、自在なコントロールが効かないというのも特徴だと思います。

描写がシャープ

次のメリットは描写の違いです。

スマホで撮影してもシャープネスの高い画像が撮れるのですが、カメラではスマホとはまた違ったシャープさが得られます。

これは搭載されているレンズが、材質面やサイズ面などで性能が良いから、と理解していますが、ここはちゃんと理屈を把握してないです。。。

理屈で説明できないので、写真を貼っておこうと思います。

これは理屈が説明できない以上個人の主観である可能性は否定できないのですが…。

コンデジのほうが麺の部分の線がシャープかつ色や光沢もリアルに表現されていて、スマホに比べて食欲をそそる様に見えていれば私の伝えたいことが伝わっていると思います。

携行することがストレスでなければ、コンデジがスマホカメラの上位互換になる

ここまでで触れたように、センサーやレンズの違いで一眼やコンデジとスマホカメラでは描写が大きく変わってきます。

特にカメラの中でもコンデジは一眼と異なり、レンズ一体型の専用設計で画質に比べてサイズ感がコンパクトに抑えられていることが多いです。

カバンやポケットなどに放り込んで、自分のライフスタイルの中でストレスにならない持ち運び方を確立できれば、日常的な記録写真を撮るのうえでコンデジがスマホカメラの上位互換として活躍してくれると思います。

個人的に好きな/気になっているコンデジたち

ここまでコンデジの魅力を書いたので、ここで自分が使ってて気に入っているカメラと、欲しいけど持ってるカメラと用途が重複するので買うのを我慢しているカメラを紹介してみようと思います。(広告とか貼っていないので1円も懐には入りませんが、自己満です…)

Leica D-LUX (Panasonic LX100, LX100II)

D-LUXは私のブログで何度か登場している、ライカのコンデジです。

Leica D-LUX

センサーはマイクロフォーサーズ(4/3インチ)で、レンズの焦点距離が35mm判換算で24mm~75mmの標準ズームレンズ開放f値が24mm時でf1.7と明るいレンズが備わっています。(※D-LUX(Typ109), D-LUX7, D-LUX8)

マクロの切り替えもできるので食事の写真もきれいに撮れて、これ一台で日常的に「撮りたい」と思う多くの範囲をカバーしてくれるのが嬉しいです。

撮って出しの色味もライカのシックな感じが反映されていて、私自身毎日持ち歩いているカメラです。カメラが入るポーチを使えばランニングでも持ち出せるのが嬉しいですね。

ランニング時にカメラを持ち運ぶためのポーチを購入 こんにちは、ザビリオです。 以前、ランニング時にも写真を楽しめるようにと、Momentレンズを購入していました。 htt...

ちなみに私が使っているのがD-LUXなのでこちらを挙げましたが、D-LUXはPanasonicのOEM品であるため、Panasonicにも全く同じ性能のコンデジが存在します。

そのカメラがPanasonicのLX100シリーズなのですが、特段ライカの色味やデザインが好きでなければ機能的に同等品であるPanasonicのLX100シリーズのほうが価格的に安価で入手しやすいと思います。

Leica D-LUX

Sony RX1

RX1はソニーのコンデジです。このカメラのすごい所はこのコンパクトさでフルサイズセンサーを搭載しているという点です。

画角は35mmの単焦点、開放f値は2.0で、マクロの切り替えができるようです。

実物の写真は持っていないので、ソニー公式サイトの商品ページとMap Cameraの検索結果を貼っておきます。

D-LUXに比べると35mm固定の単焦点なので画角は限られてしまうのですが、35mmといえば使いやすい標準画角ですし、マクロを有効にすれば接近して余計なものを写らないように調整することもできるので使い勝手は良さそうです。

なにより、フルサイズセンサーをコンデジサイズに押し込めて持ち出しやすくしたというのが本当にカッコいいですね。

個人的にはこのカメラで食べログに食べ物写真をアップしている人の口コミを見て、すごくきれいに食べ物を写せるカメラなんだなというのが好印象でした笑

ただ、売り場で実際に持ってみると、レンズが大きいので重量はそれなりにズッシリ来る印象でした。

RICOH GR III

GR IIIはRICOHが出しているコンデジです。APS-Cセンサーを搭載しているにも関わらず、そのサイズ感はゆったりとした服であればポケットにすっぽり入ってしまうサイズ感です。

RICOH GR III
created by Rinker

画角は35mm判換算で27mmの単焦点開放f値は2.8で、マクロも効くようです。

レンズのF値が低めとはいえ、D-LUXよりも小さいサイズ感でAPS-Cセンサーを搭載しているというのは驚きですね。

それでいてマクロも効くのでテーブルフォトも難なくこなすし、画角も27mmなのでiPhoneの広角レンズと同じ感覚で使えるというのが汎用性高そうですね。

D-LUXよりも小さいのでランニングにも持ち出せそうで、まさにどんなタイミングでも携行できそうなのが使い勝手良さそうです。

専用の追加アクセサリで画角を変えたり装飾したりできるのも、機材好きなら楽しめそうですね!

まとめ

今回は自分が好きなコンデジの良いところを紹介してみました。

コンデジは一眼クラスのセンサーやレンズを搭載しており、スマホよりも非常にきれいな写真を楽しむことができます

一方、レンズ交換が自在な一眼と比べてレンズが固定されている分、レンズ込みのトータルサイズが一眼よりも非常にコンパクトで、携行性に優れています。

カバンに入れたりポケットに放り込んだりと、自分のライフスタイルの中で持ち歩きが苦にならなければ、スマホカメラの上位互換として日常的な記録写真を楽しめるツールとして活躍してくれると思います。

スマホカメラでは物足りないけど一眼を持ち歩くのは面倒くさい、という方のご参考になれば幸いです。

自分が少し前の高級コンデジが好きな理由を改めて考えてみた投稿もアップしてますので、よろしければこちらも併せてご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。