手帳活用

【手帳のリフィル】高度5,000mについて

こんにちは、ザビリオです。

以前、「GTDの高度という考え方をベースに手帳の中身について考える」というブログ記事を更新しました。

ここでは、私が使っている手帳のリフィルのうち、高度5,000mのリフィルとしてどのようなものを使っているかについて紹介したいと思います。

システム手帳でオリジナルのリフィルを作っている方の参考になれば幸いです。

GTDの高度5,000mについて

冒頭のブログ記事で記載していたのですが、GTDの「高度」とは、将来の見通しについて度の高さで俯瞰するかというのを1,000m刻みで表したもので、以下のとおり0m〜5,000mの6段階で分類されています。

項目高度概要
目的/価値観5,000 m自分や組織の存在意義は何か
構想(ビジョン)4,000 m長期的な成功のイメージはどうであるか
目標/ゴール3,000 m何を達成したいか
注意を向けるべき分野2,000 m維持していかなければならないことは何か
プロジェクト1,000 m何を終わらせなければいけないか
次に取るべき行動0 m必要な行動はなにか

今回のトピックはこの中で最も高い高度の5,0000mについてです。

高度5,000mは「目的/価値観」ということで、自分が生きるうえで大事にしている価値観や、人生の目的といった、自分の人生の基軸となる部分を定義する項目です。

自分が使っている高度5,000mのリフィル

これも冒頭のブログ記事の再掲ですが、私が手帳の中に入れているリフィルを高度分けすると、以下のような構成になっています。

高度機能リフィル
5,000 m・やりたいことリスト
・価値観の明確化
・A4用紙
・A5リフィル
4,000 m・ビジョン・A4用紙
3,000 m・カレンダー
・年間計画表
・四半期計画表
・月次目標
・市販カレンダー
・A4用紙
・A4用紙
・A5リフィル
2,000 m・やらないことリスト
・自己資源棚卸しリスト
・A5リフィル
・A5リフィル
1,000 m・トピックごとのタスク管理・A5リフィル
0 m・デイリーリフィル・A5リフィル

5,000mの位置付けで入れているリフィルは、

  • やりたいことリスト
  • 価値観の明確化

のリフィルです。それぞれ紹介したいと思います。

やりたいことリスト

最初は「やりたいことリスト」についてです。

やりたいことリストは、名前のとおり「やりたいこと」を書き出すリストです。以前発売されていた「逆算手帳」の中に入っていたものを引っ張ってきたかたちです。

フォーマットとしては、やりたいことを書く欄が100個あるだけのシンプルなフォーマットです。下の写真は2020年に作ったものの、記入内容にモザイクをかけたものです。

本当にExcelなどで記入欄を100個並べただけの構成で、直近でやりたい小さな内容から、人生の中でやっておきたいレベルの大きい内容まで、思いつくままに100個ひねり出して記載するという内容です。

小さな内容は5,000mとは言えないので、「やりたいことリストが高度5,000m?」と感じられるかもしれないのですが、大きいものから小さいものまで「やりたいこと」を100個書いてみると、自分の中で「やりたい」と思っていることの共通点などが見えてくるため、私はこのリフィルを高度5,000mのリフィルとして扱っています

逆算手帳は現在新しい年版で販売されていないものの、関連書籍は入手可能なので、参照したい方はAmazonなどで購入できると思います。

逆算手帳の習慣
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価値観の明確化

次に「価値観の明確化」リフィルです。

価値観の明確化リフィルは、フランクリン・プランナーのマスター・フォーム・パックに入っているワークシートの内容を取り入れています。

フランクリン・プランナー マスター・フォーム・パック
created by Rinker

このワークシートでは、「あなたはなぜ今の会社に入りましたか?あるいは今の職業につきましたか?」という質問から始まり、好きな本、充実していた仕事などの問いに答えることで、価値観を言語化していきます。

さらに、自分が死んだときに、誰に、どんな弔事を読んでもらいたいかといった踏み込んだ問いかけもあり、これらの問いかけを通して、最終的に自分の価値観や、自分が何を軸にしていきたいかという考えを言語化した、「ミッションステートメント」を書き上げるためのワークシートになっています。

このワークシートはまさに自分の人生の目標を考えるためのワークシートになっているため、私はこのリフィルを高度5,000mのリフィルとして扱っています

フランクリン・プランナーのリフィルは専用のバインダーでなければ穴が合わない仕組みになっているので一般的な手帳には綴ることができないのですが、私はこのワークシートの問いを自分の自作リフィルに取り込む形で、価値観の明確化シートとして使っています

ちなみに中身はほぼそのままなので、全部のせたらフランクリンのメーカーの人に怒られそうな気がするので重ねて写真を撮っています笑

まとめ

私は、手帳のリフィルをGTDの「高度」という分類に沿って分けると整理しやすいと思っています。

今回、私の手帳で使っている手帳のリフィルのうち、高度5,000mの位置付けで使っているリフィルを紹介してみました。

私が高度5,000mのリフィルとして使っているのは、以下のリフィルです。

リフィル概要参考にした手帳
やりたいことリストやりたいことを100個書き込むリスト。100個挙げることで、自分がやりたいことの共通点が見えてくる。逆算手帳
(※現在は販売されていません)
価値観の明確化問いかけに回答しながら、自分の価値観を言語化するシート。最終的に「ミッションステートメント」を作る。フランクリン・プランナー

今はいろんな手帳が発売されていて、5,000mの要素を含む手帳はいろんなものがあると思います。

片っ端から手帳を買っていくわけにはいかないのですが、自分の手帳に取り込めそうなものを発見した際にはリフィル構成をアップデートしていきたいところです。

手帳の構成を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。