カメラ雑感

SIGMA BF発表!SIGMAのカメラはやっぱり面白い!

こんにちは、ザビリオです。

2025/2/24にSIGMAから新しいカメラが発表されました。

名前は”BF”。

公式から動画が公開されています。

おそらくいろんなページで紹介されていると思いますが、簡単に機能と仕様に触れたあと、公開された情報を見た感想を述べてみたいと思います。

仕様と主な特徴

ブログネタにしておきながら、仕様については私が何か書くよりも公式の情報が最も正確だと思います。

仕様

公式サイトの仕様一覧から個人的に気になる項目を抜粋しつつ引用すると、以下の通りのようです。

項目仕様
レンズマウントLマウント
記録方式内蔵メモリー(約230GB)
USBストレージ(バックアップ対応)
有効画素数/総画素数2,460万画素 / 2,530万画素
撮像素子35mmフルサイズ(35.9mm×23.9mm)
裏面照射型CMOSセンサー
静止画ファイル形式ロスレス圧縮RAW(DNG) 14bit
JPEG (Exif3.0)
RAW (DNG) + JPEG同時記録可能
動画フォーマットMOV: H.264、H.265、L-Log
動画記録サイズ / フレームレート6K※ (6K: 6016 x 3384) / 23.98, 25, 29.97 fps ※EISとの併用不可
UHD 4K / 23.98, 25, 29.97 fps
FHD / 23.98, 25, 29.97, 50, 59.94, 100, 119.88 fps
ISO感度(推奨露光指数)ベース感度
[静止画撮影] ISO 320
[動画] MOV: ISO 320、Log撮影時: ISO 1250
設定可能範囲
ISO100-102400/拡張感度ISO 6、12、25、50
露出補正±5EV(1/3ステップ)
シャッター電子シャッター
シャッター速度1/25600~30秒、Bulb(最長5分)
外形寸法
(幅×高さ×奥行)
約130.1×72.8×36.8mm

SDカードではなく内蔵メモリーのみで、バックアップ対応としてUSBストレージというのが新しく感じます。

また、私は動画はあまり使わないものの、Xの投稿などではfpの12bit CinemaDNGから10bit L-logになった点が、画質とデータ量のバランスが良く扱いやすくなると評価している方もいらっしゃいました。

シャッターはfp同様電子シャッターのみで、画素数もfpLではなくfpと同等となっています。

サイズ感もコンパクトで、BFの外形寸法は約130.1×72.8×36.8mmfpの外形寸法が112.6×69.9×45.3mmなので、fpと比べると幅が少し大きくなり、厚みが少し薄くなった形になっています。

主な特徴

機能的な仕様以外の主な特徴としては、以下のものがあるようです。

  • アルミ削り出しのユニボディ
  • 内蔵ストレージ
  • ハプティクスによるフィードバックのボタン (ミラーレス初)
  • シンプルで明快なユーザーインターフェース
  • 13種類のカラーモード

アルミ削り出しのユニボディというのは、7時間をかけてアルミインゴットから削り出して作り出した筐体を指すようです。アルミの削り出しの様子は公式のYouTubeの中で短時間ですが動画が公開されています。

アルミ削り出しの様子 公式YouTubeより

また背面に配置されたボタンには、振動によるフィードバックで押したことを伝達するハプティックフィードバックをミラーレスとして初めて採用しているとのこと。

SIGMA BF 公式YouTubeより

仕様の項目でも外形寸法には触れましたが、fpに比べて厚みが薄くなり、横幅が少し大きくなった寸法のようです。削り出しにより作られているため、ダイヤルなどの可動部・別部品になっている箇所以外には継ぎ目がなく、ミニマルなデザインになっているのが好印象です。

SIGMA BF 公式YouTubeより

シグマのオンラインショップでは現時点ではまだ予約開始前とされていますが、価格は38万5000円とされています。

個人的な感想

個人的な感想としては、fpよりも横長になったとはいえ薄型化されてシンプルになった見た目には好印象を受けました。

私はDP Merrill、dp Quattroでシグマのカメラを使っていてfpは使っていないのですが、シグマのカメラはリリースされるたびに「俺達の考えはこうだ」というコンセプトが強くあるように見えて好感が持てます

今回はインターフェースを分かりやすくしつつ、ユニボディ採用で金額は玄人向けになっているという点でどのようなユーザーをターゲットにしているのか難しいと感じているので、インタビュー記事とかが紹介されたらそちらも見てみたいなと思っています。

少なくとも見た目は小型・シンプルに振り切りつつもfpとは異なる方向性で発売したカメラが、どういう形で広まっていくのか楽しみに見たいと思います。

個人的には次のカメラを買うタイミングは新しいFoveonが発売された時になるかな、と思っているのですが、このカメラの発売でfpの売値にも影響があれば、Foveonに先立ってfpを手に入れるという選択肢も出てくるのかな、というところです。

みなさまはこのカメラにどのような感想を持っているのでしょうか?

しばらくXのポストなどを見ながら周りのユーザーの方々の感想も楽しみたいと思います。

今回の記事は私が注目したポイントとそれを見た個人的な感想の記事ではありましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。