手帳活用

ライフデザイン手帳の中身をGTDの高度分類で考える

こんにちは、ザビリオです。

先日GTDの高度を使って手帳の中身を考えるという記事を更新しました。

その後、バレットジャーナルの基本となるページをこの高度に沿って考えると、どの高度がカバーされているかを考えてみました。

今回はこの流れで、ライフデザイン手帳という手帳の中身を高度別で考えてみようと思います。

ライフデザイン手帳について

ライフデザイン手帳は、高田式手帳術を提唱してらっしゃる高田さんが制作している手帳です。

ライフデザイン手帳
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高田式手帳術をごくごく簡単に書き下すと、価値観やビジョンを「人生理念」と定義し、自分の行動の基軸とします。

「人生理念」をまず初めに設定し、その人生理念を元にして、“年間計画”、”3ヶ月計画”、”月間計画”、”週間計画”、”1日の計画”とブレイクダウンしていくことが基本となります。

このブレイクダウンをしていくためのリフィルを自作して1冊のシステム手帳に収め、日々の行動を自己管理するというのが概要となります。

システム手帳のリフィルを自作するというプロセスが入るので、一番最初はややハードルが高く感じたりしてしまうのですが、“1日の計画”以外の部分を1冊の綴じ手帳にしてしまったのが「ライフデザイン手帳」です。

高田式手帳術の詳細については、高田さんのオンラインサロン(マイ手帳クラブ)内や高田さんの著書で紹介されていますので、詳細を知りたい方はこちらを参照いただければと思います。

決定版 手帳で夢をかなえる全技術
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ライフデザイン手帳に含まれている項目

私自身はシステム手帳づくりの参考としてライフデザイン手帳2022と2023を購入しました。

この記事では2022に含まれている内容をもとに述べるのですが、内容は毎年グレードアップしているようですので、最新版を知りたい方はぜひ書店やAmazonで購入してみてください

ライフデザイン手帳に含まれている項目を書き下すと、以下のとおりになります。

  • ワークのページ
    • SESSION1: 「役割」を定める (役割リスト)
    • SESSION2: 「価値観」を明確にする
      • 「価値観」を探るセルフコーチング
      • 「価値観リスト」を作成する
    • SESSION3: 「ビジョン」を描く
      • 10年ビジョン
      • Not To Doリスト
      • 自己資源棚卸表
      • 年間目標設定シート
      • 年間行動計画表
  • ダイアリーページ
    • 3ヶ月行動計画
      • 今月の目標と行動計画
      • 月間カレンダー
        • 週間カレンダー(目標・予定・振り返り)
      • 1ヶ月の振り返り
  • 読書メモ
  • フリースペース

ライフデザイン手帳の中では、「この手帳の使い方」というページの中ですでに高度分けに近い分類が行われていて、各項目は以下の分類として、上から下に落とし込んでいくこととされています。

分類項目
人生理念・役割
・価値観
・ビジョン
中長期計画・年間計画
・3カ月計画
短期計画・マンスリー
日々の行動・ウィークリー

中身の高度分類について

前項で紹介した項目を自分なりに高度で分けて見ようと思います。項目が多いため、ここではワークのページとそれ以外のページに分けて、2段階で見てみようと思います。

ワークのページについて

まずはワークのページに絞って表にしてみます。

項目高度
役割を定める (役割リスト)5,000 m (目的/価値観)
価値観を探るセルフコーチング5,000 m (目的/価値観)
価値観リストを作成する5,000 m (目的/価値観)
10年ビジョン4,000 m (構想/ビジョン)
Not To Doリスト2,000 m (注意を向けるべき分野)
自己資源棚卸表2,000 m (注意を向けるべき分野)
年間目標設定シート3,000 m (目標/ゴール)
1,000 m (プロジェクト)
年間行動計画表3,000 m (目標/ゴール)

ワークのページは、手帳の使い方の分類に沿って考えると「人生理念を定めて、中長期計画の大枠までを確定する」ことに念頭が置かれていると思います。

そのため、GTDの硬度分類で見ても、一部を除いて5,000mから3,000mまできれいにブレイクダウンされているのが印象的です。

この「一部」というのが、Not To Doリストや自己資源棚卸表、そして年間目標シートです。

Not To Doリストとは、仕事面や私生活において「自分の中でここに書いた項目は禁止する」という自分ルールを定めるリストです。

自己資源棚卸表とは、経験、スキル、資格、お金、人脈を「資源」と定義して、「自分の中にある資源を5つの観点で棚卸しする」ための表になっています。

この2つは、目標などではなく「今の自分の中に何があるか、今の自分は何を避けるべきか」を客観視するためのページなので、GTDの分類で見ると「注意を向けるべき分野」の2,000mなのかなと思います。一方、この手帳の中では「ビジョンを作るうえでセットで考えてほしい」とされており、10年ビジョンから年間計画に進む間の位置に配置されています。

また、年間目標設定シートとは、役割ごとに目標を設定し、その目標を達成するために必要と思われる行動を書き下すためのページです。

1つの目標を達成するために必要なタスクを書き下していくので、これはGTDの高度で見ると高度1,000m(プロジェクト)になると思います。

GTDの考え方だけで見ていると5,000mから順にブレイクダウンしそうになるのですが、高度4,000m(ビジョン)を考えるうえで、高度2,000m(注意を向けるべき分野)と高度1,000mを併せてで考えると、3,000m(目標/ゴール)の設定精度が上がると解釈できるのかな、と思います。

ワーク以外のページについて

次に、ワーク以外のページを表にしてみます。

項目高度
3ヶ月行動計画3,000 m (目標/ゴール)
今月の目標と行動計画3,000 m (目標/ゴール)
月間カレンダー3,000 m (目標/ゴール)
週間カレンダー(目標・予定・振り返り)3,000 m (目標/ゴール)
0 m (日々の行動)
1ヶ月の振り返り3,000 m (目標/ゴール)
読書メモ高度なし (または0m)
フリースペース高度なし (または0m)

上の表の中で、3カ月行動計画〜1ヶ月の振り返りまではダイアリーページとしてセットになっています。

テキストにしづらいのですが、以下のとおり3カ月分の1セットとなり、これを4回繰り返して1年分とする構成です。

  • 3カ月行動計画
    • 今月の目標と行動計画 (1ヶ月目)
    • 月間カレンダー
      • 週間カレンダー×4
    • 1ヶ月の振り返り (1ヶ月目)
    • 今月の目標と行動計画 (2ヶ月目)
    • 月間カレンダー
      • 週間カレンダー×4
    • 1ヶ月の振り返り (2ヶ月目)
    • 今月の目標と行動計画 (3ヶ月目)
    • 月間カレンダー
      • 週間カレンダー×4
    • 1ヶ月の振り返り (3ヶ月目)

あくまでPDCAのサイクルを回すための構成としていて、月間カレンダーが連続していないのが特徴的です。

ダイアリーページは、ワークのページで作成した中期計画に基づいて日々の行動に落とし込む構成で、前から順番に書き進めていくことで、3カ月→1カ月→1週間と、きれいに目標を分解していく構成になっています。

GTDの高度で見ると、1ヶ月や3ヶ月毎に3000mにあたる目標・ゴールを定期的に確認しつつ、週間カレンダーで0mにあたる日々の行動を管理する仕組みが、前から順番に並べられている構成になっていると思います。

高度2,000mと高度1,000mにあたる「注意を向けるべき分野」と「プロジェクト」は、ワークのページでは登場したものの、定期的な目標管理と日々の行動管理をするうえでは登場しなくても成立しているのが、なるほどと思います。

まとめ

今回、ライフデザイン手帳の中身をGTDの高度別に見たらどのような高度訳になっているかを見てみました。

ライフデザイン手帳は大きく分けるとワークのページとそれ以外のページに別れており、

  • ワークのページでは主に3,000m以上
  • ワーク以外のページでは3,000m以下

の構成になっていました。

ワークのページで最初に3,000m以上の部分を固めてしまえば、あとは日々の行動においては定期的に3,000mの目標を確認しつつ、0mの行動に集中するという構成になっているようです。

このとき、GTDの高度で見ると低い高さにある2,000m(注意を向けるべき分野)と1,000m(プロジェクト)は、最初の3,000m以上を設定する際に活用すると便利なのであって、一度3,000m以上の内容を固めてしまえば、日々の行動では3,000mに注意を払っていれば2,000m、1,000mはあまり頻繁に確認しなくてもよいという構成になっているのが印象的でした。

「手帳の構成をGTDの高度で分類するとわかりやすいかも」と思って始めてみたのですが、GTDの高度分類で使いづらいと思っていた1,000mと2,000mの位置づけの参考になった気がします。

また気が向いた時に他の手帳でも気になるものをピックアップして、高度別に見ると構成がどうなっているか分類して勉強してみたと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。