Leica X-E

Leica X-E, X2が気になり続けている

こんにちは、ザビリオです。

私が現在使っているカメラはブログ記事でも紹介しているんですが、

  • SIGMA dp1 Quattro
  • SIGMA DP3 Merrill
  • Leica CL
  • Leica D-Lux(Typ109)

の4つを使っています。

それ以前に手放したカメラの一つに、タイトルのLeica X-E (Typ102) がありました。

このカメラは前身であるLeica X2と性能が同じで外観のみ刷新されたカメラなのですが、X-Eの発売日が2014年9月、X2が2012年6月と、かれこれ11年前のスペックのカメラです。

手放しはしたものの、頑張ればスーツのポケットに放り込むことができるコンパクトさのボディに換算35mmのElmaritレンズがついたカメラは、気軽に持ち出せるライカカメラとしてしばらく愛用していました。

Leica CLを購入する際に資金確保のために手放してしまったのですが、最近通勤途中にLeica X-Eで写真を撮っている人を見かけて「いいカメラだったな」という記憶がまた湧いてきたため、振り返り的に使っていたときの感想を書いてみようと思います。

Leica X-E (Typ102)

Leica X-Eは冒頭で触れたとおり2014年に発売されたコンパクトデジタルカメラ (コンデジ) で、2012年に発売されたLeica X2と同じスペックを持つデザインが刷新されたモデルです。

コンデジなのでレンズ交換はできないのですが、沈胴式でボディの中にレンズが収まってくれるため、使用していないときは驚くほどコンパクトになります。

概略のスペックとしては以下のとおりです。

  • センサーサイズ: APS-C
  • 有効画素数: 1,620万画素
  • 焦点距離: 24mm (35mm判換算 36mm)
  • 開放f値: f2.8
  • 最短撮影距離: 30cm
  • 背面液晶解像度: 23万ドット

また、スペック的には関係ないのですが、Leicaのコンデジの中でD-LuxやC-LuxはPanasonicのOEMと言われているのですが、XシリーズやQシリーズはLeicaが自社で製造してるという特徴もあるようです。

気に入っていた点

撮って出しでも色味がきれい

このカメラで一番気に入っていたのは、撮って出しでも綺麗な色味のJPEG画像を吐き出してくれるところです。

Leica X-E撮って出し

上の写真はシアトルので撮った写真です。空の色味なんかが派手になりすぎず、自分の好みにカッチリはまってくれていました。

Leica XーE撮って出し

こちらはなんとなく風景を撮っただけの写真です。

写真そのものに意味はないただの観光写真ですが、右側の赤が派手になりすぎずに落ち着いた色味になってくれています。

Leica X-E撮って出し

食べ物を撮る分にもこの色味は見返して楽しい雰囲気に写ってくれていたのですが、35mmの画角で最短撮影距離30cmというのが食べ物を撮るには撮れなくはないもののやや遠く、クローズアップしたい局面などにおいてはやや物足りない感じがあったのは正直なところでした。

Olympusの電子ビューファインダーが流用できる

X-E単体ではファインダーは装備されていないのですが、外付けの電子ビューファインダー(EVF)はOlympusのOEMで作られているらしく、Olympusから発売されているEVFを購入すればそのまま使うことができました。

Leica X-EにOlympusのEVFとレンズフィルター用のアダプターを装着したところ

天板から上に大きくEVFが突き出してしまうのでコンパクトさは犠牲になってしまうものの、ファインダーを覗いて写真を撮る楽しみを味わうことができるのも楽しい点の一つでした。

コンデジしか持っていない時にEVFを外付けできるというのは楽しみの幅が広がって重宝していました。EVF自体はつけたり外したりできるので、時々によって使い方を選べるのは楽しめてよかったですね。

とにかくコンパクト

いちばん気に入っていた点は、上で挙げたっようなお気に入りポイントを持つカメラが、ポケットに入るサイズ感で持ち運べたという点です。

画角に写っているLeica X-E

これはスマホのアプリで撮った写真なので色味が毒々しいのですが、他の対象物と比較してコンパクトであることが伝わるかと思います。

デザインがかっこいい

この辺りは写真そのものには関係せず、「写真を楽しむ」という点でのメリットなんですが、デザインそのものも格好良くて使っていて楽しくなるデザインでした。

Leica X-Eの外観

「バルナックライカに似ている」という点がライカ好きには刺さるようなのですが、そういう過去のものに似ているかどうかを置いておいても丸みを帯びたデザインで金属の肌触りが感じられるのが使っていて楽しめるデザインで、お気に入りポイントのひとつでした。

残念だった点

汎用的に使えるわけではない

気に入っていた点でもチラッと触れたのですが、35mm程度の画角で最短撮影距離が30cmという都合上、食べ物とかモノを撮ろうとした時に寄りたいところまで寄れないというのが残念なところでした。

ラーメンの写真

食べ歩きが趣味なので食べ物を取りたいと思うことが多いんですが、例えばラーメンに寄りたいと思っても、これが最短に近いのでクローズアップするという使い方はしにくかったりしました。

汎用的に使おうとすると、いま使っているD-Luxに分があるなという感覚です。

液晶の解像度が低い

写真は先と同じになるのですが、背面液晶が23万ドットで今の機種と比べると(当時の機種と比べてもそうですがw)ドットが粗く、背面液晶で写真を詳細に確認するには不向きな感覚でした。

背面液晶 (再掲)

また、気にならない人は関係ないかもしれませんが、文字のドットが粗いのもちょっとテンションが下がるポイントの一つでした。

まとめ

今回は過去に使っていてお気に入りだったLeica X-Eについて、気に入っていた点と残念だった点を紹介してみました。

随分昔のカメラになりますが、レンズはElmaritの換算35mmレンズが搭載されていて、シャープに写ってくれます。

撮って出しでも色味も落ち着いた絵を出力してくれるので、そのままスマホに読み込んでSNSにアップしたりしても一つひとつ綺麗な絵になってくれるのが使いやすくて愛用していました。

今でもまた入手したいな、などと思うこともあるのですが、今はカメラの数を減らそうとしているので、たまに目に入っては「いいなぁ」と懐かしむにとどめているという日々です。

もし気になって購入を検討している方がいたら、参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。