こんにちは、ザビリオです。
前回、今、私が気になっているコンデジのスペックや販売価格を表形式で比較してみるということをしてみました。
今回はその中から個人的に最も気になっているD-LUX8をピックアップして、最新のD-LUX8からD-LUX7、D-LUX Typ109、D-LUX6までを比較して、スペックの違いと販売価格の違いを踏まえてどの機種が狙いどころかを考えてみようと思います。
比較するD-LUXシリーズ
今回比較するのは、先に述べたとおりシリーズのうち直近4世代である、D-LUX6〜D-LUX8です。
D-LUXシリーズは直近3機種が似たようなスペックとなっていて、以下のように進化していますます。
バージョンアップ | 主に進化した点 |
D-LUX6 → D-LUX Typ109 | ・センサーサイズの向上 ・デザインの変化 (Audiデザイン) |
D-LUX Typ109 → D-LUX7 | ・画素の向上 |
D-LUX7 → D-LUX8 | ・デザインの変化 (Leica風) |
最新機種であるD-LUX8以外はPanasonicから発売されているLUMIXシリーズの中にほぼ同一スペックで見た目が異なるだけの機種が存在しており、LUMIXを購入したほうが安価に入手可能であることが知られています。
各機種のスペックと金額の比較表
下の表がD-LUX6からD-LUX8までのスペックを比較したものです。
D-LUX6 | D-LUX Typ109 | D-LUX7 | D-LUX8 | |
センサーサイズ | 1/1.7インチ | 4/3インチ (フォーサーズ) | 4/3インチ (フォーサーズ) | 4/3インチ (フォーサーズ) |
焦点距離 | 24 ~ 90 mm | 24 ~ 75 mm | 24 ~ 75 mm | 24 ~ 75 mm |
開放f値 | f1.4 ~ 2.3 | f1.7 ~ 2.8 | f1.7 ~ 2.8 | f1.7 ~ 2.8 |
有効画素数 | 1,010万画素 | 1,280万画素 | 1,700万画素 | 1,700万画素 |
最短撮影距離 | 1 cm | 3 cm | 3cm | 3 cm |
寸法 | 110.5 x 67.1 x 46.6 mm | 117.8 x 66.2 x 55 mm | 118 x 66 x 64 mm | 130 x 69 x 62 mm |
EVF | 外付け | 内蔵 | 内蔵 | 内蔵 |
フラッシュ | 内蔵 | 別売 | 別売 | 同梱 |
価格 | 99,800円 ※中古: 見てる間に完売 マップカメラ | 140,000円 (中古 Cランク) 価格.com | 198,800円 (中古 並品) マップカメラ | 271,700円 (新品) マップカメラ |
発売日 | 2012/11/1 | 2014/11/28 | 2018/12/15 | 2024/7/20 |
当初価格 | 88,200円 | 167,400円 | 162,000円 | 286,000円 |
価格は記事を書いている時点のもので、基本的にはマップカメラで探しています。Typ109は無かったため価格.comの最安値、D-LUX6は価格.comでも見つからなかったので、マップカメラで一時的に目撃したものの売れてしまった中古品の価格を掲載しています。
比較してみた個人的な感想
比較してみたところ、スペック的な部分ではD-LUX6とD-LUX Typ109の間で大きく変わった後は、大きな変化は少ないように思います。
当初販売価格と現在の中古価格を比べると、同等かそれ以上の価格になっているのに驚きでした。
私がD-LUX Typ109を購入したときは8万円だったことを考えると、当時よりも人気が出てきているということでしょうか。あるいは、最新機種のD-LUX8では同等のLUMIX機種が発売されていないため、当初価格がつり上がってしまったことが原因かもしれないとも思えます。個人的な予測では、現行品の新品価格が上がったので、型落ちの中古価格もつり上がったのかもしれないなんて思っています。
そのうえで、それぞれの特徴を見ると以下の通りなのかなというのが感想です。
- D-LUX6: オールドコンデジのスペックに近く、小型センサーなので他に比べてボケは期待できないもののズーム範囲が大きいのが嬉しい。比較対象の中で価格が安いのも嬉しいけど、なかなか出会えない。
- D-LUX Typ109: 画素以外のスペックはD-LUX8と同等。デザインはD-LUX7と同じAudiデザイン。画素にこだわらなければ程よい選択肢。
- D-LUX7: デザイン以外はD-LUX8と同等。AudiデザインとLeicaデザインの間に8万円の価値を見いだせなければ、こちらが合理的な選択肢。
- D-LUX8: デザイン以外はD-LUX7と同等。デザインもLeicaっぽくなったので、Leicaデザインが好きならこちら。個人的にはD-LUX7以前に採用されていたラバーグリップがなくなったという点が良い。
こう比べてみると今使っているD-LUX Typ109は、センサーやレンズは最新と同等でありつつ、低画素でスマホに取り込んでも要領を圧迫しにくいなんてメリットも有り、結構狙い目な機種なんだな、なんて思えました。ただ、なかなか売られているところに出会えない印象です。
一方でD-LUX8のデザインにはかなり惹かれていて、お財布のことを考えなければD-LUX8はすぐにでも買いたくなるカメラだな、と思っています。
私自身はすぐには買い替えしないものの、私と同じくD-LUXシリーズが気になっている方のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。