バインダー

システム手帳をバレットジャーナルとして使うと便利そう

こんにちは、ザビリオです。

私はシステム手帳を愛用して使っているのですが、使用方法としては高田式手帳術をベースにしてリフィルを自作しています。

それ以前はPLOTTERのシステム手帳に2mm方眼のPLOTTERリフィルを入れて、バレットジャーナルとして使っていました。

今回は高田式手帳術をメインとしつつも、バレットジャーナルの使用感が忘れられないので、その間をとれないか悶々と考えてみるという内容です。

バレットジャーナルのメリットとデメリット

バレットジャーナルの詳しい使い方は、バレットジャーナル発案者のライダー・キャロル氏の著書やその他の手帳関連ページで詳しく解説されていると思いますので、そちらをご参照ください。

個人的にバレットジャーナルの特徴であると思っている要素は、以下のとおりです。

  • 仕事、プライベートな内容などすべての情報を1冊のノートに書き込んで管理する
  • 最初にフューチャーページ(年間タスクを書きこむフォーマット)を手書きで作成する
  • 月初にマンスリーページ(月間カレンダーと月間タスクを書き込むフォーマット)を手書きで作成する
  • “端的な文章”かつ”箇条書き”の書き方で、書き込むこと自体に時間を要さないように運用する(ラピッド・ロギング)
  • 箇条書きの文頭の記号で、タスク、メモ、感想などを分類する

バレットジャーナルを使っていて感じたメリットとデメリットは以下のとおりです。

バレットジャーナルのメリット

私が実際に使ってみて思ったメリットは次のとおりです。

  • なんでもかんでも1冊の手帳に書き込むので、「今手元に○○の手帳がない」といったこ状況にならない
  • フリーフォームで書き込むので、図形を使った考えの整理なんかも、思い立ったときに手帳に書き込める & 考えたログが残る

バレットジャーナルとして手帳を使っていたときは、何でもかんでも情報を放り込めて、自由に思ったことを書きながら考えられるというところに魅力を感じていました。

バレットジャーナルのデメリット

逆にデメリットは次のとおりです。

  • マンスリーのカレンダーや年次のタスクリストなどの記入フォームを自分で手書きする前提なので、バレットジャーナルの特徴である「マンスリーページ」などを作るためにそこそこの時間が掛かる
  • デイリーやウィークリーで、テンプレ的に記入したいフォームもすべて手書きしないといけないため、繰り返しの運用が面倒になる
  • プライベートの内容や仕事の内容もすべて1冊のノートにまとめることを基本としているため、仕事中にノートの中身を覗かれるとプライベートな内容まで覗かれてしまう可能性がある

私の場合、バレットジャーナルから現在の用途に切り替えた理由は「繰り返しのテンプレを手書きでする」ことの面倒くささが原因でした。

また、仕事中にプライベートのメモを見られてしまうのも抵抗感がありました。

バレットジャーナルがオール手書きであるのに対し、前述の高田式手帳術ではオリジナルリフィルをあらかじめ印刷しておいて、運用時には記入するだけで良いという状態にしているのが魅力的に感じたため、私の場合、現在はバレットジャーナルから高田式手帳術にシフトしているという状況です。

システム手帳ならバレットジャーナルの弱点を補えるかも

ここからがこの記事のテーマなのですが、バレットジャーナルから高田式手帳術に移行してみて、「移行してよかった点」と、「バレットジャーナルが懐かしい点」がありました。それらについて紹介したいと思います。

高田式手帳術の概要

高田式手帳術は冒頭の写真に載っている本に書かれた手帳術ですが、明確な形を定義しているわけではなく、「自分なりに使いやすいオリジナルの手帳(マイ手帳)を構築せよ」としています。

その中で、自分の「こうなりたい」という理想を具体化するためのステップとして、頭の中の抽象的なイメージを具体化するためには5つのステップを踏むと良いとしています。

  1. 人生理念を定める
  2. ビジョンを描く
  3. 中長期計画を立てる
  4. 短期計画を立てる
  5. 日々行動する

そして、冒頭の本では5つのステップをサポートするためのツールとして、手帳をどのように構成していけば良いか提示しています。このヒントをもとに自分なりの手帳リフィルを自作していくのが高田式手帳術だと私は理解しています。

私の場合は、先のステップに対応させて以下のリフィルを収納しています。

  1. やりたいことリスト、役割リスト、価値観リスト
  2. ライフビジョンシート
  3. 10年間計画シート、年間計画シート、四半期計画シート
  4. 月間カレンダーリフィル(市販)、月次・週次目標シート (3ヶ月分)
  5. 月次・週次目標シートの振り返りスペース

高田式手帳術に移行して良かった点

実際にこの本に沿って手帳を運用して良かったと思っている点は以下のとおりです。

  • 手順に沿ってリフィルを作っていくと、自分のやりたいことを明確化しやすい
  • 明確になったやりたいことを実現するための計画を立てやすい
  • テンプレの振り返りスペースを作っているので、定期的に振り返りをする習慣がつく

私自身が計画を立てて物事に取り組むことが苦手な人間なので、この手帳術に基づいてリフィルを作っていくことで、苦手分野のサポートツールを得た感覚になりました。

苦手だからこそ、日々手帳を継続することが億劫になったりもするのですが、それでも続けていると、年初に立てた目標に対して取り組めているのかいないのか、途中で把握しやすくなっているのが良かった点です。

バレットジャーナルの懐かしい点

一方、バレットジャーナルから移行して失った要素もあります。

5つのステップに沿ったリフィルを印刷して収納すると非常に使いやすいのですが、たとえばPLOTTERのような薄型のバインダーを使うと、ここに挙げたリフィルだけで目いっぱいになってしまい、メモページに余裕を割けなくなります

今現在使っているDaVinciのオールアース15mmリングも、そう多くはメモページを挿入できないため、過去にメモした内容を持ち歩くということが難しい印象を受けています。

そのため、バレットジャーナルから移行した際になくなって残念だった要素は次の項目です。

  • 自由に書けるメモスペースが減った (確保するためには厚いバインダーが必要)
  • (メモスペースが減ったため、) 考え事を即座に書けない、過去に考えたことのログを追いにくくなった

メモスペースが減って「自分の考えを吐き出す」「吐き出したものを結合して組み合わせる」とい思考のためのスペースがメインの手帳からはじき出されてしまったところが残念な点で、「考えるスペースが欲しい」というタイミングに置かれるとバレットジャーナルの使用感を思い出しては懐かしく感じてしまっています。

バレットジャーナル化する部分は月次より下位

最近になって、システム手帳だったらこのあたりの要素を合体できるんじゃないかな、と思い始めたというところです。

現在使っているリフィルのうち、月間目標シート以下の階層をバレットジャーナル化すればよいのかな、と思っています。

リスト化するとこうなります。

  1. やりたいことリスト、役割リスト、価値観リスト
  2. ライフビジョンシート
  3. 10年間計画シート、年間計画シート、四半期計画シート
  4. 月間カレンダーリフィル(市販)、バレットジャーナル (マンスリー・ウィークリーページ)
  5. バレットジャーナル (通常ページ)

人生理念やビジョン、中長期計画を書き出したものは常に持っておきたいため、綴じたままにしておきつつ、流動的なページだけをバレットジャーナル化してまえば便利そうかな、と思いました。

現在使っている15mmリングのバインダーであれば、使い方にもよりますがプライベートな内容だけなら2〜3ヶ月分くらいのスペースになってくれるかな、と思っています。

また、綴じ手帳と違ってページを抜き差しできるため、バレットジャーナルで毎月作成するマンスリーページも月初に印刷して挿入すれば終わりなので、デメリットであった部分の省力化もできそうで魅力的です。

高田式手帳術で作っていた週次目標シートも、表裏の1枚に印刷してしまえば週初めに挿入するだけでバレットジャーナルの途中に挿入できそうな気がします。(欄が多いので手書きしようとすると大変ですが…)

次年度のリフィル構成をゆっくり考えたい

現在は月次・週次目標のシートを1月から8月分まで運用しているので、今年いっぱいは現在のリフィルセットで続けてみようかなと思っています。

年末に来年の構成を考え始めた頃に、どの部分をバレットジャーナル化するか、あるいはしないのかを決められたら良いなと思っています。

システム手帳を使っている方、または綴じ手帳でバレットジャーナルを運用されている方の参考になれば幸です。

最後までお読みいただきありがとうございました。