こんにちは、ザビリオです。
先日、RX1RIIIの発売が発表されました。

RX1のシリーズは、私的には「フルサイズ」かつ「コンパクト(コンデジ)」というアンバランスで尖った存在が非常に気になりつつも、価格も高額だったので手が出せないままとなっていました。
私のブログでは、型落ちも含めてカメラを楽しむスタンスなので、今回のタイミングを機にRX1シリーズの主な仕様の比較をしてみたいと思います。
RX1シリーズのスペック比較
RX1シリーズは、今回発表されたRX1RIIIを含めると全部で4種類です。
- RX1:初代のRX1
- RX1R:初代のRX1をローパスフィルターレスにしたもの
- RX1RII:各種性能アップし、ローパスフィルター有り無しを選択式にしたもの
- RX1RIII:今回発表された最新機種
ソニーの公式サイトを参考に、主だったスペックを抜粋すると、以下のとおりになります。
前モデルから変化があった箇所にはアンダーラインを入れています。
スペック項目 | RX1 | RX1R | RX1R II (RX1M2) | RX1R III (RX1RM3) |
---|---|---|---|---|
発表年 | 2012年11月 | 2013年7月 | 2016年2月 | 2025年8月 |
センサー | フルサイズExmor CMOS | 同左 | フルサイズExmor R CMOS | フルサイズExmor R CMOS |
解像度(有効画素数) | 2,470万 | 同左 | 4,240万 | 6,100万 (動画5080万) |
ローパスフィルター | あり | なし | 可変式 | なし |
レンズ | 35mm F2 ZEISS | 同左 | 同左 | 同左 |
最短撮影距離 | 通常: 24cm マクロ: 14cm | 同左 | 同左 | 同左 |
シャッター | メカ最高1/4000s | 同左 | 同左 | メカ1/4000s / 電子1/8000s |
電子シャッター | 非搭載 | 同左 | 搭載 | 搭載(最高1/8000s) |
EVF | 外付け対応 | 同左 | ポップアップ式(0.74x) | 内蔵固定式(0.7x) |
液晶モニター | 3″/1.23Mドット 固定式 | 同左 | 3″/1.23Mドット チルト式 | 3″/2.36Mドット タッチ固定式 |
質量(バッテリー込み) | 約482g | 同左 | 約507g | 約498g |
RX1RはRX1をローパスフィルターレスにしたものとはいうものの、グラム単位で重さが一緒なのは仕様を見てびっくりしました笑
変わらないところ
レンズはシリーズを通して共通のようで、仕様上は「ZEISSゾナーT*レンズ(レンズ構成: 7群8枚(AAレンズ含む非球面レンズ3枚))」で統一されています。
レンズが同様なので当然かも知れませんが、最短撮影距離も全く一緒で、通常時は24cm、マクロモードで14cmまで寄れるようです。
重さは±10g程度の変動で、少しずつ違いますがあまり変化がないようです。
変わったところ
ここでピックアップしたものでは、RX1/RX1R → RX1RII、RX1RII → RX1RIIIのそれぞれで画素数に大きな向上が見られてます。
ローパスフィルターはRX1RIIIにおいては無しのみになったようですね。
その他では、電子シャッターがRX1RIIから搭載され、RIIIでは進化して1/8000sのシャッターも対応したようです。
EVFは外付け→ポップアップ→内蔵固定と変遷しており、イメージとしては使い勝手が良くなっている印象を受けます。
液晶モニターはRX1RIIで一度チルトになったものの、RIIIでは固定式に戻ったようです。代わりにタッチ操作に対応したようですが、高いところや低いところの撮影では見にくくなりそうな印象ですね。
初代でも十分面白そう
私はカメラをたくさん買える金銭的な余裕はないため、最新機種が発売されたら、型落ち機種がどこまで安くなるかが気になるタイプの人間です笑
私が最初のカメラを購入する際、SIGMAのDP2 MerrillとSonyのRX1Rで迷ったのですが、かたやDPとRX1で倍半分の価格差があった(DP2 Merrillが10万、RX1Rが20万ぐらい)ため、金額的にもRX1Rを選びにくかった覚えがあります。
私の場合は1,200万画素以上あれば用途的に画素数は足りるかなと思っているので、2,400万画素の初代RX1でもフルサイズコンデジという面白さを十分に楽しめそうだなと思っています。
初代の中古価格が気になる
今回、このブログを書くにあたって中古価格も調べてみようと思ったのですが、私が普段カメラを買うマップカメラさんでは難有品しか出品されておらず、また、そもそも中古がない機種もあり、品薄な状況でした。
そのため、価格ドットコムの最安値で現在の価格を比較してみると以下の通りでした。
RX1 | RX1R | RX1RII | RX1RIII | |
---|---|---|---|---|
発売価格 | 25万前後※ | 25万前後※ | 46万前後※ | 66万前後※ |
中古価格 | 105,000円 | 136,000円 | 239,000円 | ー |
参照サイト | 価格ドットコム | 価格ドットコム | 価格ドットコム | 価格ドットコム |
※確認日:2025/7/19
13年前の初代RX1でさえまだ10万を割っていない点がやや驚きではありますが、RX1RIIIの発売によって中古が流動して価格が安価になってくれれば、サブのカメラとして手が届くかもしれないなと個人的には期待しています。
レンズユニットの修理が高いようなので、中古は一定の覚悟が必要か
前項では価格ドットコムの最安値で比較を行ったのですが、RX1はコンパクトなボディの中にフルサイズのセンサーと戦勝設計のレンズを収納した形であるため、レンズ周りにトラブルが生じた際にはユニット丸ごとの更新が必要になり、そこそこな金額になるようです。
実際に修理をされた方のブログで金額が掲載されていました。(9万円程度)
こちらの方は価格不詳ながら、8万円以下だったようです。
そのため、最安値を狙って状態の悪いものを購入し、購入後すぐに壊れてしまうと修理代で結果総額が高くなってしまう可能性があるのはやや怖いな、と思っています。
それでも、中古価格が下がって手が届くようになったら、実際に手にとってみたいな〜、なんて思っています。
まとめ
先日、唐突にRX1RIIIが発表されました。
フルサイズかつコンパクトという面白い製品でずっと気になっていたものの、中古の金額も結構な金額なので、「使ってみたいからちょっと買ってみる」とはならない価格です。
今回、新しいモデルが発表されてシリーズも4台目になったため、各機種のスペックを比較してみました。
自分の用途としては画素数にこだわらないため、最新機種の発売で初代の価格がどの程度値崩れしてくれるかが興味のポイントになっています。
一方、状態の悪いものを購入するとシャッターユニットの修理費用が高額になるようなので、手が届く値段のものを見つけられたら状態を見て購入するかどうかを考えたいなというところです。
以上、気になる機種の不意打ちの新作発表にテンションが上って、仕様の比較をしてみました。
私と同様に型落ち品を含めて気になっている方のご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。