こんにちは、ザビリオです。
今回はタイトルのとおりの内容で、私が愛用しているD-LUX Typ109のラバーグリップが外れそうという話です。
Leicaに修理をしてもらった場合の話も軽く店頭で聞いてみたので、その内容について紹介します。
Leica D-LUXはパナソニックによるOEM製品
Leicaが発売しているコンパクトデジタルカメラにはPanasonicが製造しているOEMの商品がいくつかある(V-LUX, C-LUXなど)のですが、Leica D-LUXもそのラインナップの1つです。PanasonicからはLX100という製品で同等スペックのカメラが発売されています。
パナソニックのOEMで製造されている製品ラインはパナライカなどと称されて、純粋にライカ社が製造しているMade in Germanyの製品群とは一線を画して扱われたりするのですが、ズームも効いて幅広い局面で使えるカメラでありながら撮って出しの色づくりにライカのテイストを加えたカメラとして個人的には気に入って使っています。
D-LUXのラバーグリップ
なぜあえてOEMの話をしたかというと、このパナソニックのOEM製品であるC-LUXやD-LUXには、グリップの部分にラバー部品が使われているという点を紹介したかったのです。
D-LUXではこのように親指を置く部分にラバーグリップが配置されています。C-LUXの写真を見ていても、やはり同じ部分にラバーが配置されているようです。
一方、LeicaのX2やCLといったMade in Germanyの機種にはそのようなラバー部品はありません。このあたりがメーカーの考え方とかブランドのイメージなどで変わるのかもしれないと思います。
同じ性能でPanasonicの製品として販売されているLX100では正面側の表面にも広い範囲にラバーがあるのですが、ライカの製品として販売されているD-LUXには正面部分はツルッとしていてラバーはなく、ラバー部品は減らされているように見えます。ただ、唯一グリップ部分にラバーが残っているという点が個人的には心残りでした。
メルカリなどでも外れている個体を見かける
今のD-LUX Typ109を購入する前にメルカリなどでD-LUXを検索していると、グリップが外れた状態になっている個体を何度か見かけました。おそらくラバーグリップは構造的に外れやすい部品なのかな、と思います。
グリップが外れかかっている状態を撮った写真がこちらです。
とはいえ外れてしまうと外観を大きく残ってしまうため、修理にどの程度のコストがかかるかライカストアで聞いてみました。
修理をすると1万5,000円〜…
ライカストアで修理に必要な概算額を聞いてみると、以下の返答でした。
- 少なくとも1万5,000円以上
- 2週間程度で金額が確定し、OKならそこから修理対応を開始する
- 修理期間はさらに別途追加で時間がかかる
…ちょっとハードルが高いかなと言うのが自分の感想でした。
1万5,000円で確定なら、下手に補修して取り返しがつかなくなってしまうよりは修理依頼したほうが良いのかな、なんて思ったりします。ただ、状況によって+αがどの程度必要になるかが読めない点には怖さを感じます。(ライカ価格ですし…)
また、使用頻度もそれなりなので、2週間+修理期間の間D-LUXを使わずにいるというのも少し寂しいなというところもありました。
現状は小まめにグリップを押さえつけてはずれないように工夫しながら、延命しているところです笑
完全にグリップが外れてしまったら修理に出そうかな、などと思っています。
発表されたD-LUX8がグリップ無しで惹かれる
D-LUX Typ109や7からは話が逸れるのですが、最近になってD-LUX8が発売されるということがLeicaから発表されました。
スペックは変わらないのですが、デザインが少し変わって表面がツルツルでは無くなっています。
また、両サイドは丸みを帯びて、Leica QやCLに近い見た目になりました。
ここで、私が強調したいのは背面のデザインです。
背面はボタンの数が大幅に少なくなったというのが大きな変化点なのですが、個人的に嬉しいのは右上のグリップ部分です。
D-LUX7まではラバーグリップだった部分が、筐体そのものの起伏でグリップが確保されています。
ラバー部品がなくなったおかげで、ラバー部品の劣化や脱落を気にしなくても良くなったというのは、Typ109で脱落リスクを抱える私にとって大きい要素だと思います。
グリップの補修が1万5,000円だということを考えると、デザインだけではなくお財布にも嬉しい仕様変更かなと思います。
まだまだD-LUX Typ109は現役だけど、D-LUX8はかなり良さそう
今回、D-LUX Typ109のラバー部品が取れそうという話を書いてみました。
D-LUX7とも部品は共通していて、かつ外れやすそうな部品に見えるのですが、修理するとなると1万5,000円〜の金額になるようです。
修理費用や期間を考えると、外れないように気をつけてカメラを使うのが良さそうだな、と思っています。
一方、このシリーズの最新機種として発表されたD-LUX8では、ラバーグリップが廃止されて弱点が改善されているようにも見えます。
デザインもザ・ライカのカメラというようなデザインになっていて、金額の折り合いが付くならぜひ買いたいカメラになっているなと思いました。
とはいえ、私は金額の折り合いがついていないので、D-LUX Typ109をラバーが外れないように注意しながら長く使いたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。