コンパクトデジタル(コンデジ)

気になるコンデジを比較してみた

こんにちは、ザビリオです。

ブログでもちょくちょく触れているのですが、最近になってコンデジの出番が大幅に増えています。

私が使っているコンデジはLeica D-LUX Typ109という10年前の古いコンデジ(2014年11月28日発売)で、非常に気に入っています。

一方、1つ目のリンクでも少し触れたとおり、それ以外のコンデジも気になっていて、お金の制約がなければバンバン買っていきたい衝動に駆られたりします。

今回は、自分が気になっているコンデジのスペックを比較して、自分の中でどのカメラのどんな点が気になっているかを整理してみました。

2つ目のリンクで触れたとおり、私は価格の安い型落ちしたコンデジが好きなのですが、今回は各シリーズの最新モデルを例に挙げて紹介したいと思います。

気になっている機種

自分的に気になっている機種は以下のとおりです。(センサーサイズ順です)

  • RX1R M2 (Sony)
  • X100VI (Fujifilm)
  • GR III (RICOH)
  • D-LUX8 (Leica)
  • RX100 M7 (Sony)

Sony RX1R M2とRICOH GR IIIは冒頭にリンクを貼った記事でも触れたのですが、それ以外もカメラ好きとして興味を持っていたりします。

それぞれ発売時期やスペックも異なるので、一旦各カメラのスペックのうち、自分が気にする項目を一覧にして比較したいと思います。

スペックの比較

先に挙げた機種のスペックを列挙すると以下のとおりです。

RX1R M2X100VIGRIIID-LUX8RX100 M7
焦点距離 (35mm判換算)35mm35mm28mm24~75mm24~200mm
開放F値F2F2F2.8F1.7~2.8F2.8~4.5
最短撮影距離14cm10cm6cm3cm8cm
センサーフルサイズAPS-CAPS-Cフォーサーズ1インチ
寸法 (WxHxD)113.3 x 65.4 x 72.0mm128.0 x 74.8 x 55.3mm109.4 x 61.9 x 33.2mm130 x 69 x 62 mm101.6 x 58.1 x 42.8 mm
有効画素数4,240万4,020万2,424万1,700万2,100万
価格274,800円
(中古)
281,600円
(新品)
154,800円
(中古)
271,700円
(新品)
160,800円
(中古)
価格引用元MapCameraフジフイルムモールMapCameraMapCameraMapCamera
発売日2016/2/192024/3/282019/3/152024/7/202019/8/30

左側の機種ほどセンサーサイズが大きい機種になっています。

そのほか気になるスペックは、表のとおりですが以下を挙げてみました。

  • 焦点距離 (撮れる画角に直結する)
  • 開放F値 (ボケ感に直結する)
  • 最短撮影距離と寸法 (扱いやすさに直結する)
  • 価格 (購入しやすさに直結する)

基本的にはMapCameraの中古価格を探すようにして、無ければ他サイトの中古、MapCameraの新品、他サイトの新品と探すようにしています。価格も記事作成時なので、変動すると思います。

コンパクト重視ならGR III、RX100M7

比較表の中で寸法に関する部分を見ると、最も寸法が小さいのがRX100M7で、次点がGR IIIでした。

RX100M7

RX100M7は他に比べてセンサーサイズと開放F値が見劣りするため、表に挙げた中ではボケ感は控えめになるかと思います。

それでもスマホに比べれば十分にボケると思いますし、コンパクトなボディで200mmまでの望遠域をカバーできるという意味で、コンパクトでありながらスマホでは楽しめない楽しみ方ができるカメラであろうと思っています。

RX100M7の作例を探したらGANREFのRX100M7で撮影された写真が出てきたので、リンクを貼っておきます。

GR III

一方、GR IIIは大きなAPS-Cセンサーを持ちながらRX100に迫るコンパクトさを誇っています。

焦点距離が28mmと広角レンズなのでボケ感は少なくなるであろうところなのですが、APS-Cのセンサーサイズと開放F値2.8というスペックでそれなりのボケ感が得られるものと思われます。

RX100と比べるとズームができないという点はあるのですが、コンパクトさを重視しつつAPS-Cならではのボケ感のある写真を得られるというのはかなり魅力的だと思います。

先と同様にGANREFの作例を貼ってみます。

ボケ感重視ならRX1R M2

次に、ボケ重視に関する部分に着目すると、表の中でセンサーサイズが最も大きいフルサイズセンサーと、F2という低い開放F値を併せ持つRX1R M2が楽しそうだと思います。

D-LUX8も広角側でF1.7と、数値上開放F値が低いのですが、センサーサイズがマイクロフォーサーズであること、F1.7が得られるのが広角端の24mmだけであることを考えると、ボケ感重視の候補には入れ辛いと考えました。

ボケ量に関して言うと焦点距離が大きいものの方がボケ量自体は大きくなりやすいと思うのですが、標準画角の35mmなので、大きすぎず小さすぎず、楽しめそうなスペックだと思います。

また、フルサイズ搭載としつつもレンズ一体型のコンデジなので、フルサイズカメラとしてはコンパクトに収まっているサイズ感だと思えます。

同様にGANREFのリンクを貼ってみます。

画素重視ならRX1R M2、X100VI

次に、表の中で画素が最も多いのはRX1R M2、次点がX100VIでした。

RX1R M2

RX1R M2はフルサイズセンサーなので、順当に画素も大きいという印象でした。

2016年発売なので、記事を書いている次点では8年前の機種ということになるのですが、さすがフルサイズといったところだと思います。

RX1R M2はボケ感重視の項でも触れたので、この項ではこのくらいに留めます。

X100VI

X100VIはAPS-Cのカメラなのですが、2024年発売と、記事更新時点では発売されて1年も経過していない最新カメラということもあって、フルサイズのRX1R M2に劣らない画素を誇っています。

センサーサイズは1サイズ小さいものの、F値もRX1R M2と同等で、バランスの良い印象です。

どちらも同じ35mmで、かつサイズ感もRX1R M2と同等なので、どちらが良いかは好みによりそうです。同じ35mmでもRX1R M2はフルサイズ用のレンズでレンズ部が大きく思いため、軽さが欲しい場合はFUJIFILMに軍配かなと思います。

そのほか、フィルムシミュレーションなど色使いの点に特徴もあるらしいので、個人的には試しに使ってみたくなるカメラです。

これまで同様にGANREFのアドレスを貼ってみます。

接写重視ならD-LUX8

最後に、表の中で最も最短撮影距離が短かったLeica D-LUX8です。

D-LUX8はズームが広角の24mmから中望遠の75mmまでカバーされていて広い局面で使いやすい点や、開放F値1.7の大口径な点など良い点がある機種なのですが、スペック表での比較の上では最短撮影距離が2番手のGR IIIと倍半分異なるという点で接写の強さが際立ちました。

冒頭で述べたとおり、私はD-LUX8の型落ち機種であるD-LUX Typ109を今でも頻繁に使っているのですが、食べ物写真を撮るときなどに3cmまで寄れるのは非常にありがたいです。

センサーサイズは他の機種に比べると小さいのでボケ感重視の候補からは外したものの、対象に寄ったときにはスマホでは得られないボケ感の有る写真が得られます

重量も軽いので、片手に対象を持って片手でカメラを持つというようなことも簡単にできるおかげで麺リフト写真も容易にこなせます

販売元がLeicaなので、画素やセンサーサイズといったスペックに対して価格が高いという点がネックになるのですが、接写で写真を撮る機会が多い場合は、挙げた候補の中でD-LUXが良い候補になるかと思います。

D-LUX8は先代機種のD-LUX7からデザインが刷新されたことも有り、個人的にはTyp109を使っていても買い替えたい欲求をそそられるカメラです。

同様にGANREFのアドレスを貼ってみます。

まとめ

今回は個人的に気になっているコンデジをピックアップして、スペックを一気に比較してみました。

自分が気になるコンデジを比較したところ、

  • コンパクトさが魅力のカメラ: RX100M7、GR III
  • ボケ感が魅力のカメラ: RX1R M2
  • 画素数が魅力のカメラ: RX1R、X100VI
  • 接写が魅力のカメラ: D-LUX8

という結果になりました。

比較対象の選定自体が自分がボンヤリと気になっているカメラと言う時点でバイアスのある比較では有るのですが、何種類も商品が出ているコンデジの中で、コンデジを買ってみようか迷っている方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Sony RX100M7
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Sony RX1R M2
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RICOH GR III
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FUJIFILM X100VI
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Leica D-LUX8
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